《紙ジャケ》カクタス(Cactus)、ラマタム(Ramatam)《Papersleeve》
カクタス
■カクタス(紙ジャケット仕様)
■ワン・ウェイ...オア・アナザー(紙ジャケット仕様)
■リストリクションズ(紙ジャケット仕様)
■汗と熱気(紙ジャケット仕様)
ニュー・カクタス・バンド
■サン・オブ・カクタス(紙ジャケット仕様)
ラマタム
■ラマタム(紙ジャケット仕様)
■暁の妖精(紙ジャケット仕様)







カクタスの諸作品が紙ジャケ化! 再結成作も国内発売
女性ギタリスト、A.ロートン擁するラマタムの2作が紙ジャケ化
ビクター・エンタテインメント提供。名盤復刻紙ジャケ・シリーズ。価格はカクタス、ラマタム何れも¥2,625円(税込み)。
1970年代前半のアメリカン・ハード・ロックを代表するバンド、カクタスの作品が紙ジャケ化される。先日、再結成アルバム「V」が発表されるという嬉しいニュースがロック・ファンの前に届けられたのもつかの間、今度は過去の諸作品が紙ジャケ化されるという、またしても嬉しいニュースに巡り合えました。カクタスはご存知ヴァニラ・ファッジの強力リズム・セクション、ティム・ボガートとカーマイン・アピスが中心となって1970年に結成されたパワフルなハード・ロック・バンド。ご承知の通り、ティム・ボガートとカーマイン・アピスはエリック・クラプトン(クリーム)やジミー・ペイジ(レッド・ツェッペリン)にライバル心を燃やすジェフ・ベックが一緒にバンド結成をと目論んだ強力リズム・セクション。
ティム・ボガートとカーマイン・アピス、そして自分(ジェフ・ベック)、更にジェフ・ベック・グループのロッド・スチュワート(スティーヴ・マリオットの抜けたスモール・フェイセズにロン・ウッドと共に参加)の4人でレッド・ツェッペリンに対抗しようと企てたジェフ・ベックだったが、1969年末に自動車事故に遭遇してしまう。新バンド結成に乗り気だったティム・ボガートとカーマイン・アピスだったが、ベックの事故によって計画は頓挫、代わりに旧知のジム・マッカーティー(ギター)を誘ってジェフ・ベック抜きのバンドを結成する。これがカクタス(Cactus)。赤い夕日をバックにしたサボテンの図柄で有名なデビュー作は米ハード・ロック史に残る名作である。
バンドは「ワン・ウェイ... オア・アナザー(One Way...or Another)」(1971年)、「リストリクションズ(Restrictions)」 (1971年) 、ライヴ・アルバム「汗と熱気」(1972年)とアルバムを発表するが、バンド継続の意欲がなくなったティム・ボガートとカーマイン・アピスが脱退(勿論、第二期ジェフ・ベック・グループを”予定通り”の2枚で終了させた、通称『2枚男』のジェフ・ベックと合流する為である)してしまった為、晩年は有名無実の存在となってしまう。バンドはアイアン・バタフライのマイク・ピネラを中心に立て直され、新たにニュー・カクタス・バンドと名乗って1973年に「Son Of Cactus」というアルバムを発表するが、ボガート&アピス抜きのカクタスは当然の事ながらシーンから無視された。
そして今回カクタスの紙ジャケと同時に発表されるラマタム(Ramatam)というバンドがある。恥かしながら今回の紙ジャケ発表の報で初めて知りました。このバンドは女性ギタリストのエイプリル・ロートン、そしてアイアン・バタフライのマイク・ピネラ(ニュー・カクタス・バンドの人)、ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスのドラムを担当していたミッチ・ミッチェルらによって結成されたバンドだそうです。今回発表される紙ジャケは彼等のデビュー作と2作目。ちなみにミッチェルとピネラは1作目だけで脱退、2作目ではトミー・サリバンとジミー・ウォーカーが彼女の脇を固めたとの事。どんなサウンドなんでしょうかね。
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