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《紙ジャケ》デヴィアンツ DEVIANTS《Papersleeve》
マーキー/ベル・アンティーク提供。ミック・ファレン率いるザ・デヴィアンツの1967年発表のデビュー作以下、3タイトルが紙ジャケ化。SHM-CD、2023年最新リマスター。価格は¥3,500円。
YouTube - DEVIANTS / Ptooff!
YouTube - DEVIANTS / Disposable
YouTube - The Deviants / The Deviants 1969 (full album)
《紙ジャケ》ブレインチケット BRAINTICKET《Papersleeve》
「Advice: After listening to this record your friend won't know you anymore. Warning: Only listen once a day to this record. Your brain might be destroyed! Hallelujah Records takes no responsiblility.」
MARQUEE INC.提供。混沌としたサイケデリック・バンド、ブレインチケット。当ブログの名前の引用元。ようやく紙ジャケ化。当然買います。価格は¥3,457円、¥3,457円、¥4,400円。
Brainticket / Cottonwoodhill (1971)
YouTube - Brainticket / Cottonwood Hill [Full Album]
YouTube - Brainticket / Psychonaut
YouTube - Brainticket / Celestial Ocean (1973)[Full Album]
《紙ジャケ》クリンク オールディーズ・シリーズ《Papersleeve》
キンクス/ユー・リアリー・ガット・ミー
キンクス/キンクス・サイズ
シーズ/ア・ウェブ・オブ・サウンド
ラヴ/ダ・カーポ
ストロベリー・アラーム・クロック/インセンス・アンド・ペパーミンツ
クリンクレコード提供。好評のオールディーズシリーズ。価格は¥1,620円 。
YouTube - The Kinks / You Really Got Me (Official Audio)
YouTube - The kinks / all day and all of the night
YouTube - The Seeds / Just Let Go
YouTube - Love / Stephanie Knows Who (1966)
YouTube - Strawberry Alarm Clock / Incense and Peppermints
《紙ジャケ》ハード・ミート、コロナドス、アーサー・リー・ハーパー、ソング《Papersleeve》
ヴィヴィド・サウンド (2018-04-30)
ヴィヴィド・サウンド (2018-04-30)
ヴィヴィド・サウンド (2018-04-30)
ヴィヴィド・サウンド 提供。BIG PINKシリーズ。価格は¥2,916円。
YouTube - Hard Meat / Through a window (1970)
YouTube - The Coronados / Hey Love
YouTube - Arthur Lee Harper / Hymn (1969)
YouTube - SONG / ALBUM (1970 Full Album)
《紙ジャケ》シド・バレット SYD BARRETT《Papersleeve》
ワーナーミュージック・ジャパン (2015-04-08)
ワーナーミュージック・ジャパン (2015-04-08)
ワーナーミュージック・ジャパン (2015-04-08)
ワーナーミュージック・ジャパン 提供。元ピンク・フロイド、シド・バレットのソロ作品2枚と編集盤。価格は¥2,592円(税込み)。今回はワーナーから。
《紙ジャケ》ブリッジ、ベアフット、グレアム・ディー、トレット・フューリー《Papersleeve》
ヴィヴィド・サウンド (2013-07-24)
ヴィヴィド・サウンド (2013-07-24)
ヴィヴィド・サウンド (2013-07-24)
ヴィヴィド・サウンド提供。BIG PINK 紙ジャケ復刻 シリーズ。上から1971年、1971年、1977年、1978年、1973年。価格は¥2,625円(税込み)。
#1431 Ithaca / A Game for All Who Know (1973?)
2. Questions (Did You Know? - Will We Be Alive?)
3. Times (Seven Seasons - The Path--Given Time)
4. Feelings (Look Around - I Want to Feel You)
5. Dreams (Story of Our Time - Beneath This Sky)
6. Journey II (A Game for All Who Know)
7. All My Life [bonus track]
8. The Poem / Peace of Mind [bonus track]

今回紹介するバンドはイカサマという名前、いや失礼、イサカ(Ithaca)という、余り聴き慣れない名前のバンドだ。それもその筈、彼等は自主制作のアルバム1枚で消えてしまったバンドなのだから。だか、このアルバム、インターネットで検索すると結構ひっかかってくる。昔から超激レア・アイテムとしても有名で、その筋の好き者たちのアナログ・レコード市場では1枚なんとウン十万で取り引きされていた事もあったらしい。ちなみにイサカというとギリシャの西方のギリシアの島の名前とか、或いは米ニューヨーク州中部にある都市でコーネル大学やニューヨーク州立大学コートランド校などが存在する学術都市の方がずっとずっと有名だろう。こういうアルバムが21世紀にもなって語り継がれるのだが、音楽ってやっぱり面白い。なにせ当時、レコードはたったの55枚しかプレスされなかったというから(100枚とも、或いは70枚とも)、とても貴重だった訳である。といいますか、そんな程度のプレス枚数で今の世に残っているのが不思議ですが。
彼等の歴史は以外と古く、結成の歴史は1960年代の半ばにまで遡る。舞台はイングランド南東部に位置するサセックス。ギタリストの Peter Howell が John Ferdinando(ベース)と Robert Ferdinando(リズム・ギター)の兄弟と結成したバンドが最初。この体制でバンド名を幾つか変更しながら、インスト・バンド、シャドウズ・スタイルの音楽を奏でていたのだという。活動期間中にはギタリストの Martin Garrett やドラマーも参加。混迷を極めた最初のプロジェクトは結局1968年の終盤に消滅。だが、創作活動の意欲を失わなかったギタリストの Peter Howell とベーシストの John Ferdinando は Peter Howell & John Ferdinando の名前で音楽活動を継続、1960年代の終盤に「Alice Through the Looking Glass」「Tomorrow Come Someday」という2枚のアルバムを発表している。調べるまでもない、多分当時自主制作でしょう。尚、両アルバムとも2010年にサイケ復刻系の米レーベル、Lion Productions から発売されている。
《紙ジャケ》フル・セイル、クリス・ローマン、デイヴ・ビクスビー、ハービンガー、ボビー・キーズ《Papersleeve》
ヴィヴィド・サウンド (2012-09-26)
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ヴィヴィド・サウンド提供。韓国 BIG PINK 紙ジャケ復刻 シリーズ。上から1976年、1977年、1969年、1970年、1972年。ボビー・キーズは8月からの延期分です。価格は¥2,625円(税込み)。
#1210 Bröselmaschine / Bröselmaschine (1971)
02. Lassie
03. Gitarrenstück
04. The Old Man's Song
05. Schmetterling
06. Nossa Bova

1970年代初頭から1970年代中盤頃までの間、幻想的で幽玄かつ神秘的なサウンドを数多く輩出していたドイツのレーベルは何かと問われれば、ジャーマン・ロック・ファンなら即座に Ohr、Pilz、Kosmische Musik、Brain といったレーベルの名前が浮かびあがるだろう。このうち Ohr、Pilz、Kosmische Musik の3つのレーベルはロルフ・ウルリッヒ・カイザーという人物が立ち上げたカルト・レーベル。ロルフ・ウルリッヒ・カイザーはフランク・ザッパなどの斬新な音楽や米国発の幻想的なサイケデリック・ミュージックなどに感化されてこれら前衛レーベルを設立した人物だ。最初に立ち上げたのが耳のマークでお馴染み Ohr(メトロノーム配給)。次に設立されたのがキノコのマークでお馴染み Pilz(バスフ配給)である。エンブリオ、フロー・デ・コロニー、タンジェリン・ドリーム、ア・シュラ・テンプルなどが在籍していた Ohr はどちらかと言えばアバンギャルド系だったに対して、新設の Pilz はアシッド・フォーク系の作品が中心となっていた。
3つ目の Kosmische Musik はトリップ/スペース系という風に大雑把ではあるが住み分けがなされていた。今回はそのアシッド・フォーク系レーベルである神秘のレーベル、Pilz に属していた Bröselmaschine(カナに訳せないのでこのまま表示)を紹介してみる。ロルフ・ウルリッヒ・カイザーにレーベル設立の動機を与えた音楽は勿論サイケデリック・ミュージックであった訳で最初のレーベル、Ohr にはその手のアーティストが集められたのであるが、ロルフ・ウルリッヒは前衛一辺倒のレーベルだけでなくフォーク系レーベルの設立の必要性も感じ取って第二のレーベル、Pilz を立ち上げたと考える。当然の事ながら、1960年代後半よりイギリスで湧き上がってきた、ペンタングル、フェアポート・コンベンション、スティーライ・スパンらを筆頭とするエレクトリック・トラッド系サウンドにも影響を受けたであろうし、それに元来ドイツにもボブ・ディランやジョーン・バエズなどの影響下にあるフォーク系のアーティストも少なからず存在していた。
(US)December's Children / December's Children (1970)

01. Trilogy
02. Sweet Talkin' Woman
03. Jane's Song (The Slow One)
04. Hide the Water
05. Afternoon
06. Slow it Down
07. Too Early to be Late
08. Last Monday Night
09. Back Road Rider
10. Livin (Way too Fast)
ディッセンバーズ・チルドレンというバンド名の唯一の作品「December's Children」(1970年)を入手した。世界的に有名なローリング・ストーンズのアメリカでの第5弾アルバムに相当するロンドン盤もタイトルは「December's Children (And Everybody's)」だが、あちらと異なり、こちらは絶望的といってもいい程の知名度しか持ち合わせていないロック・バンドです。見るからにサイケデリック/ガレージの最後っ屁みたいな安直なジャケットに包まれたディッセンバーズ・チルドレンの唯一の作品が発表されたのが1970年(1968年発表という記事もあり)。メンバーはバルザー兄弟を中心とする5人編成でアルバム1枚の他、1枚のシングルも存在する。
バンドのメンバーの顔写真もないので性別すら判らないのだが、ブルース(BRUCE BALZER)とクレイグ(CRAIG BALZER)のバルザー兄弟が共にギター担当(クレイグはキーボードとヴォーカルも担当)。恐らく彼等2人がバンドの中心的存在なのだろう。他にベース担当のビル・ペッティ(BILL PETTI)、ドラムス/パーカッション担当のロン・パパルド(RON PAPALED)、それにヴォーカル担当のアリス・ポポヴィッチ(ALICE POPOVIC)なる人物。名前からして恐らく女性。東欧系の女性だろうか。他に「Afternoon」という曲でミスター・トラップス・リズミック・アンサンブルというグループが参加、タンバリン、マラカス、コンガ、テンプル・ブロック、カウベルといった楽器を担当してる。