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benri-navi by myhurt

《紙ジャケ》クリンク オールディーズ・シリーズ《Papersleeve》

 2018-09-29
2018年10月29日予定

キンクス/ユー・リアリー・ガット・ミー
キンクス/キンクス・サイズ
シーズ/ア・ウェブ・オブ・サウンド
ラヴ/ダ・カーポ
ストロベリー・アラーム・クロック/インセンス・アンド・ペパーミンツ

クリンクレコード提供。好評のオールディーズシリーズ。価格は¥1,620円 。

YouTube - The Kinks / You Really Got Me (Official Audio)
YouTube - The kinks / all day and all of the night
YouTube - The Seeds / Just Let Go
YouTube - Love / Stephanie Knows Who (1966)
YouTube - Strawberry Alarm Clock / Incense and Peppermints

60'sガレージ・ディスク・ガイド

グラフィック社
売り上げランキング: 67,575

《紙ジャケ》ハード・ミート、コロナドス、アーサー・リー・ハーパー、ソング《Papersleeve》

 2018-03-30
2018年4月30日予定

スルー・ア・ウィンドウ (生産限定紙ジャケット仕様)
ハード・ミート
ヴィヴィド・サウンド (2018-04-30)

ヘイ・ラヴ!  (生産限定紙ジャケット仕様)
ザ・コロナドス
ヴィヴィド・サウンド (2018-04-30)

ラヴ・イズ・ザ・レヴォルーション (生産限定紙ジャケット仕様)
アーサー・リー・ハーパー
ヴィヴィド・サウンド (2018-04-30)

ソング・アルバム (生産限定紙ジャケット仕様)
ソング
ヴィヴィド・サウンド (2018-04-30)

ヴィヴィド・サウンド 提供。BIG PINKシリーズ。価格は¥2,916円。

YouTube - Hard Meat / Through a window (1970)
YouTube - The Coronados / Hey Love
YouTube - Arthur Lee Harper / Hymn (1969)
YouTube - SONG / ALBUM (1970 Full Album)

《紙ジャケ》シド・バレット SYD BARRETT《Papersleeve》

 2015-03-08
2015年4月8日予定

帽子が笑う・・・不気味に(紙ジャケット仕様)
シド・バレット
ワーナーミュージック・ジャパン (2015-04-08)
その名はバレット(紙ジャケット仕様)
シド・バレット
ワーナーミュージック・ジャパン (2015-04-08)
オペル~ザ・ベスト・コレクション・オブ・シド・バレット(紙ジャケット仕様)
シド・バレット
ワーナーミュージック・ジャパン (2015-04-08)

ワーナーミュージック・ジャパン 提供。元ピンク・フロイド、シド・バレットのソロ作品2枚と編集盤。価格は¥2,592円(税込み)。今回はワーナーから。

《紙ジャケ》ブリッジ、ベアフット、グレアム・ディー、トレット・フューリー《Papersleeve》

 2013-06-24
2013年7月24日予定

ブリッジ(生産限定紙ジャケット仕様)
ブリッジ
ヴィヴィド・サウンド (2013-07-24)
ベアフット(生産限定紙ジャケット仕様)
ベアフット
ヴィヴィド・サウンド (2013-07-24)
サムシン・エルス(生産限定紙ジャケット仕様)
グレアム・ディー
ヴィヴィド・サウンド (2013-07-24)
トレット・フューリー(生産限定紙ジャケット仕様)
トレット・フューリー
ヴィヴィド・サウンド (2013-07-24)

ヴィヴィド・サウンド提供。BIG PINK 紙ジャケ復刻 シリーズ。上から1971年、1971年、1977年、1978年、1973年。価格は¥2,625円(税込み)。

#1431 Ithaca / A Game for All Who Know (1973?)

 2013-01-06
1. Journey (Destruction / Rebirth - Patterns of Life) YouTube
2. Questions (Did You Know? - Will We Be Alive?)
3. Times (Seven Seasons - The Path--Given Time)
4. Feelings (Look Around - I Want to Feel You)
5. Dreams (Story of Our Time - Beneath This Sky)
6. Journey II (A Game for All Who Know)

7. All My Life [bonus track]
8. The Poem / Peace of Mind [bonus track]

Ithaca / Game for All Who Know

今回紹介するバンドはイカサマという名前、いや失礼、イサカ(Ithaca)という、余り聴き慣れない名前のバンドだ。それもその筈、彼等は自主制作のアルバム1枚で消えてしまったバンドなのだから。だか、このアルバム、インターネットで検索すると結構ひっかかってくる。昔から超激レア・アイテムとしても有名で、その筋の好き者たちのアナログ・レコード市場では1枚なんとウン十万で取り引きされていた事もあったらしい。ちなみにイサカというとギリシャの西方のギリシアの島の名前とか、或いは米ニューヨーク州中部にある都市でコーネル大学やニューヨーク州立大学コートランド校などが存在する学術都市の方がずっとずっと有名だろう。こういうアルバムが21世紀にもなって語り継がれるのだが、音楽ってやっぱり面白い。なにせ当時、レコードはたったの55枚しかプレスされなかったというから(100枚とも、或いは70枚とも)、とても貴重だった訳である。といいますか、そんな程度のプレス枚数で今の世に残っているのが不思議ですが。

彼等の歴史は以外と古く、結成の歴史は1960年代の半ばにまで遡る。舞台はイングランド南東部に位置するサセックス。ギタリストの Peter Howell が John Ferdinando(ベース)と Robert Ferdinando(リズム・ギター)の兄弟と結成したバンドが最初。この体制でバンド名を幾つか変更しながら、インスト・バンド、シャドウズ・スタイルの音楽を奏でていたのだという。活動期間中にはギタリストの Martin Garrett やドラマーも参加。混迷を極めた最初のプロジェクトは結局1968年の終盤に消滅。だが、創作活動の意欲を失わなかったギタリストの Peter Howell とベーシストの John Ferdinando は Peter Howell & John Ferdinando の名前で音楽活動を継続、1960年代の終盤に「Alice Through the Looking Glass」「Tomorrow Come Someday」という2枚のアルバムを発表している。調べるまでもない、多分当時自主制作でしょう。尚、両アルバムとも2010年にサイケ復刻系の米レーベル、Lion Productions から発売されている。

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《紙ジャケ》フル・セイル、クリス・ローマン、デイヴ・ビクスビー、ハービンガー、ボビー・キーズ《Papersleeve》

 2012-08-26
2012年9月26日予定

処女航海 (生産限定紙ジャケット仕様)
フル・セイル
ヴィヴィド・サウンド (2012-09-26)
売り上げランキング: 345118
テクニカラー・ドリームス (生産限定紙ジャケット仕様)
クリス・ローマン
ヴィヴィド・サウンド (2012-09-26)
ケツァルコアトルに寄せるオード (生産限定紙ジャケット仕様)
デイヴ・ビクスビー
ヴィヴィド・サウンド (2012-09-26)
セカンド・カミング(再来)  (生産限定紙ジャケット仕様)
ハービンガー
ヴィヴィド・サウンド (2012-09-26)
ボビー・キーズ (生産限定紙ジャケット仕様)
ボビー・キーズ
ヴィヴィド・サウンド (2012-09-26)
売り上げランキング: 22347

ヴィヴィド・サウンド提供。韓国 BIG PINK 紙ジャケ復刻 シリーズ。上から1976年、1977年、1969年、1970年、1972年。ボビー・キーズは8月からの延期分です。価格は¥2,625円(税込み)。

#1210 Bröselmaschine / Bröselmaschine (1971)

 2008-01-04
01. Gedanken {sample}
02. Lassie
03. Gitarrenstück
04. The Old Man's Song
05. Schmetterling
06. Nossa Bova

Bröselmaschine

1970年代初頭から1970年代中盤頃までの間、幻想的で幽玄かつ神秘的なサウンドを数多く輩出していたドイツのレーベルは何かと問われれば、ジャーマン・ロック・ファンなら即座に Ohr、Pilz、Kosmische Musik、Brain といったレーベルの名前が浮かびあがるだろう。このうち Ohr、Pilz、Kosmische Musik の3つのレーベルはロルフ・ウルリッヒ・カイザーという人物が立ち上げたカルト・レーベル。ロルフ・ウルリッヒ・カイザーはフランク・ザッパなどの斬新な音楽や米国発の幻想的なサイケデリック・ミュージックなどに感化されてこれら前衛レーベルを設立した人物だ。最初に立ち上げたのが耳のマークでお馴染み Ohr(メトロノーム配給)。次に設立されたのがキノコのマークでお馴染み Pilz(バスフ配給)である。エンブリオ、フロー・デ・コロニー、タンジェリン・ドリーム、ア・シュラ・テンプルなどが在籍していた Ohr はどちらかと言えばアバンギャルド系だったに対して、新設の Pilz はアシッド・フォーク系の作品が中心となっていた。

3つ目の Kosmische Musik はトリップ/スペース系という風に大雑把ではあるが住み分けがなされていた。今回はそのアシッド・フォーク系レーベルである神秘のレーベル、Pilz に属していた Bröselmaschine(カナに訳せないのでこのまま表示)を紹介してみる。ロルフ・ウルリッヒ・カイザーにレーベル設立の動機を与えた音楽は勿論サイケデリック・ミュージックであった訳で最初のレーベル、Ohr にはその手のアーティストが集められたのであるが、ロルフ・ウルリッヒは前衛一辺倒のレーベルだけでなくフォーク系レーベルの設立の必要性も感じ取って第二のレーベル、Pilz を立ち上げたと考える。当然の事ながら、1960年代後半よりイギリスで湧き上がってきた、ペンタングル、フェアポート・コンベンション、スティーライ・スパンらを筆頭とするエレクトリック・トラッド系サウンドにも影響を受けたであろうし、それに元来ドイツにもボブ・ディランやジョーン・バエズなどの影響下にあるフォーク系のアーティストも少なからず存在していた。

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(US)December's Children / December's Children (1970)

 2007-01-30
2806.jpg

01. Trilogy
02. Sweet Talkin' Woman
03. Jane's Song (The Slow One)
04. Hide the Water
05. Afternoon
06. Slow it Down
07. Too Early to be Late
08. Last Monday Night
09. Back Road Rider
10. Livin (Way too Fast)

ディッセンバーズ・チルドレンというバンド名の唯一の作品「December's Children」(1970年)を入手した。世界的に有名なローリング・ストーンズのアメリカでの第5弾アルバムに相当するロンドン盤もタイトルは「December's Children (And Everybody's)」だが、あちらと異なり、こちらは絶望的といってもいい程の知名度しか持ち合わせていないロック・バンドです。見るからにサイケデリック/ガレージの最後っ屁みたいな安直なジャケットに包まれたディッセンバーズ・チルドレンの唯一の作品が発表されたのが1970年(1968年発表という記事もあり)。メンバーはバルザー兄弟を中心とする5人編成でアルバム1枚の他、1枚のシングルも存在する。

バンドのメンバーの顔写真もないので性別すら判らないのだが、ブルース(BRUCE BALZER)とクレイグ(CRAIG BALZER)のバルザー兄弟が共にギター担当(クレイグはキーボードとヴォーカルも担当)。恐らく彼等2人がバンドの中心的存在なのだろう。他にベース担当のビル・ペッティ(BILL PETTI)、ドラムス/パーカッション担当のロン・パパルド(RON PAPALED)、それにヴォーカル担当のアリス・ポポヴィッチ(ALICE POPOVIC)なる人物。名前からして恐らく女性。東欧系の女性だろうか。他に「Afternoon」という曲でミスター・トラップス・リズミック・アンサンブルというグループが参加、タンバリン、マラカス、コンガ、テンプル・ブロック、カウベルといった楽器を担当してる。

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#0964 Under Milkwood / Under Milkwood (1970)

 2005-05-18
1. Empty Room
2. Changing Seasons
3. Tell Me
4. Forgotten Bridge
5. Parade
6. Sandwiches Rock'n'roll
7. Lost Youth
8. Ballad Of The Spirit Of The World
9. Final Song

Under Milkwood
Under Milkwood
posted with amazlet on 06.08.31
Under Milkwood
Akarma (2000/04/17)


得たいの知れないものを手に入れた。都内の某輸入CDショップの店頭で見つけたものだったが、輸入中古で800円程度。グロテスクで悪趣味なアルバムのジャケットが私の好みだった事もあり、レジに運んで購入したが、内容は1960年代末~1970年代初頭によくみられたガレージ風味のサイケデリック・ロック&アシッド・フォーク。時に調子外れのサックスが導入される素っ頓狂なジャズ・ロック風のアレンジもみられ、800円にしてはなかなかの出来だったので今回はこれを取り上げる。CD自体はイタリアの無骨な厚紙ジャケ・メーカーとして知られるアカルマ・レコーズ(Akarma Records)が復刻させたもの。ひょっとしてジャケットは当時のオリジナル・ジャケを復刻させたものではないかも?と思ったが、どうやらアカルマが当時のアンダーグランドな音楽シーンのイメージを勝手に連想して作ってしまったもののようだ。
彼等の名前はアンダー・ミルクウッド(Under Milkwood)。生まれは米カリフォルニア州サンフランシスコ。勿論、あの《サイケデリック》の発祥の地である。共同生活を行うヒッピー連中の中からグレイトフル・デッド、ジェファーソン・エアプレイン、クイックシルヴァー・メッセンンジャー・サーヴィス、ビック・ブラザー&ホールディング・カンパニーといった連中が飛び出して、ドラッグによるトリップ体験を基にした幻惑的な音楽を世に生産する訳だが、その一つにジェファーソン・エアプレインというバンドがあった。このバンドは1960年代中盤に元来フォーク・ロック・バンドとして結成されるも、時代の変化と共にアシッド色の強いサイケデリック・ロック・バンドへと変貌していったバンドだった。よってジェファーソン・エアプレインの初期の作品にはフォーク・ロック色的な色合いが見られるのが特色でもあった。

ジェファーソン・エアプレインに元グレイト・ソサエティのグレイス・スレック姉御がいたように、このアンダー・ミルクウッドにもクララ・マイルズという女性ヴォーカリストが存在していた。残念ながらアンダー・ミルクウッドでは彼女の出番はそう多くはないが、トラッド/フォーク・シンガーのような歌い方をする彼女の存在を聴くと、アンダー・ミルクウッドはジェファーソン・エアプレイン、あるいはフェアポート・コンヴェンションの音楽に刺激されて自らの音楽性を構築していったバンドのような気がする。1960年代の名残りのような音楽性も垣間見て取れる事から、バンドの結成は作品が発表された直前ではなく、アルバム発表の数年前から結成されていたのではないだろうか。いずれにせよ、アカルマからの復刻CDが超不親切なアイテムなので、結成からアルバム発表までの詳細が私には判らなかった。
いずれにせよ、アンダー・ミルクウッドはアルバムを発表する機会を獲得する事になる。1970年の事だ。しかも所属は大手レーベルのA&M。当時の編成はヴォーカル、ギター、ベース、ドラムス、キーボードの5人編成。メンバーの写真もCDには掲載されていないため、パーカッションも兼ねた女性ヴォーカリスト以外は性別も判らない。折角録音に漕ぎ着けたものの、残念ながら本作は当時正式に発表される事なく幻に終わっている。当時のレーベル、A&Mがゴー・サインを出さなかった訳だが、そりゃそうだろう。サイケデリックな時代には多少なりとも音楽的影響を受けたろうが、A&Mのカラーといえばソフトでメロウな音楽が専売特許。時代の後押しがあったとはいえ、トミー・リピューマやニック・デカロが幅を利かせていたA&Mではアンダー・ミルクウッドの出る幕は最初からなかったと言えよう。

■ Clara Miles - Lead Vocals, Percussion
■ John Thornam - Guitar, Vocals
■ Stephen Mallory - Guitar, Vocals
■ Robert Mickalsky - Drums
■ David Turner Jr. - Keyboards, Guitar, Vocals

■ Alphonse Barnet - Trumpet, Flute, Harpsichord
■ Mike Lewthorne - Tenor Sax

1970年にカリフォルニアのスタジオで録音が行われながらも、正式発売が見送られたアンダー・ミルクウッドのセルフ・タイトルによる唯一の作品がイタリアのレーベル、アカルマから発売。見開きの厚紙ジャケで収録は全部で9曲。全てメンバーのオリジナル曲。彼等が内包する音楽性とは場違いなレーベルと契約してしまったのがアダとなったのか、当時テスト・プレスのみで闇に葬られた作品。ちなみにバンド名《UNDER MILKWOOD》は英国のロマン派の詩人ディラン・トマス(Dylan Marlais Thomas、1914-1953)の死後発表された著作『Under Milkwood(ミルクの森で)』から取られたものだろう。読んだ事はないのだが、内容はどうやら長閑で牧歌的なものらしいのだが、悪趣味なジャケットはバンド名の由来とサイケデリック・サウンドを掛け合わせて考えられたものだろう。
兎に角、ジャケットからして正値で買うには勇気のいる作品だ。正味40分に満たない作品だが、1960年代末~1970年代初頭のなんでもありの様々なエキスが入り混じったごった煮の雑多な作品だ。正式なアルバム・デビューすら実現する事の出来なかったバンドのようだが、メンバーの手によるオリジナル曲の出来はそれ程悪くない。冒頭のナンバーはブルージーでラウドなテンポのよいガレージ・ロック・ナンバー。演奏のノリもいいし、冒頭の曲を聴いた限りでは本作が正式発表が見送られた内容の作品とは到底思えない。続いて曲はか細い声質の女性ヴォーカル、クララ・マイルズをメインとしたフォーキッシュなナンバーへと続く。前の曲とガラリとイメージが変わった、フェアポート・コンヴェンションのようなアコースティックなトラッド・ナンバー。地味な曲だが味わいのあるなかなかいい曲だ。

「Under Milkwood」のレビューを続けましょう。3曲目もクララと男性ヴォーカリストによるデュエットをフューチャーし、そしてブルージーで感傷的なアコースティック・ギターを伴奏とした曲。4曲目となるとゲスト奏者扱い(多分正式メンバーではないと思うが)のサックス奏者によるサックスとジミ・ヘンドリックスの影響下にあるようなファズのかかったギターとが交錯する、くたびれたナンバー。5曲はサックスとキーボード演奏、メンバーの声楽風コーラスが合体したけだるいナンバー。まったりとしたナンバーが続いた後、6曲目「Sandwiches Rock 'N' Roll」ではガレージ風にアレンジされたチャック・ベリーといった感じの演奏が披露される。2分にも満たない「Lost Youth」はかろうじてレーベル・カラーを思わせるドリーミーなポップ・ナンバー。
8曲目の「Ballad of the Spirit of the World」は本作中最も長大なナンバーでクララとキーボード奏者のターナーJRによる共作曲。ベースとドラムスによるファンキーなリズム・セクション(CDにはベース奏者のクレジットが何故かない)をバックに素っ頓狂なサックス演奏が加わるユニークなナンバーだ。ラウドなギターも加わるが、これがまるでギャング・オヴ・フォーのアンディ・ギルのような掻きむしるようなギター奏法。素っ頓狂なサックス演奏とエッジの尖ったギター演奏とのギャップがなんとも言えぬ味を出している。そしてアルバムはエンディングを迎える。文字通りの「Final Song」だ。サイモン&ガーファンクルやママス&パパスのような展開の曲をガレージ・サイケ調に無理やりアレンジしてみせたかのようなエンディングだ。纏まりの無さは流石は没になっただけの事はある。

レーベル・カラーと合わなかったにせよ、テスト・プレスだけで正式発売が見送られただけあって統率間の無さは当然だが、曲のレベルが結構水準レベルの出来なので、リスニング後の感想は悪くない。ブルース、フォーク、ジャズ、ロックンロール、ハード・ロック、サイケデリックアシッド・ロック、ガレージ、等々。こうしたサウンドのエキスがだらしなく入り混じった1960年代末~1970年代初頭の雑多な質感がたまらなく好きな人にはレアな作品であるには違いないと思うが、、、私は800円で買ったからなあ。

#0912 Deviants / The Deviants (1969)

 2004-11-11
1. Billy the Monster
2. Broken Biscuits
3. First Line (Seven the Row)
4. The People's Suite
5. Ramblin Black Transit Blues
6. Death of a Dream Machine
7. Playtime
8. Black George Does It with his Tongue
9. Junior Narco Rangers (If we gotta get Raleigh from Chicago, We're gonna)
10. Let's Drink to the People
11. Metamorphosis Exploration

サード(紙ジャケット仕様)(THE DEVIANTS 3RD)(PAPER SLEEVE)

あのミック・ファレンが単身日本にやってくるそうだ。何故か日本では昔から不思議な程に知名度の高いミック・ファレンだが、イエスのスティーヴ・ハウがかつて在籍していた事で知られるブリティッシュ・サイケのトゥモロウ唯一の作品やプリティ・シングスの傑作「S.F. Sorrow」に参加した事で知られるドラマーのトゥインクのソロ作「Think Pink」での製作協力や、1960年代後半に結成されたデヴィアンツの中心メンバーだった事でも知られる人物である。デヴィアンツがトゥインクのソロ作に参加した事を契機にピンク・フェアリーズという、空飛ぶ3匹の豚のジャケットであまりにも有名なバンドが誕生した事もあり、パンク・ロックの歴史を研究する人にとってはピンク・フェアリーズと同様に重要な意味を持つバンドだ。

1967年頃から英国のアンダーグランド・シーンで音楽活動を開始したデヴィアンツはブルースのエキスを引き摺りながらもガレージ・サイケデリックなサウンド・スタイルを得意として1960年代後半の英国のロック・シーンで活躍する事になる。ミック・ファレン率いるデヴィアンツは1967年には早くも最初の作品となる「Ptooff!」を発表している。当時のメンバーはミック・ファレン(ヴォーカル)の他、シド・ビショップ(ギター)、コード・リース(ベース)、ラッセル・ハンター(ドラムス)による編成だ。翌1968年に2作目となる「Disposable」を、1969年には3作目となる「The Deviants」を発表しているが、デヴィアンツの歴史は一端ここで閉じられる事になる。

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未確認・不確定な事でも堂々と書いてしまう無責任洋楽ブログ。根は洋楽ミーハーCottonwoodhillは感覚派B型人間なので記事の整合性が欠ける場合多々有り。過去の記事への不快なコメントなどは問答無用で削除します。

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