benri-navi by myhurt
#1296 Justine / Justine (1970)
02. She Brings The Morning With Her
03. Back to Boulder
04. Traveller
05. Sea Saw
06. Mini Splurge / Mr Jones / Is That Good Is That Nice?
07. Clocks / Hey I Used To Know You
08. Unknown Journey
09. Leave Me Be (Bonus Track)
10. Clown (Bonus Track)

随分前の自分のサイトで取り上げた事があるのだが、カナダのアンビアンス・マニェティーク(Ambiances Magnetiques)という、カナダのRIO支部というべき特異な音楽性を誇ったレーベルに属していたジュスティーヌという女性バンドを紹介した事があった。このバンドは1980年頃にカナダのフランス語圏であるケベック州モントリオールで結成されたワンダー・ブラスというバンドが母体。1990年頃迄の間に数枚のアルバムを発表した後に改めてジュスティーヌと名前を変え、更に音楽活動を継続していった。日本での知名度は限りなく無きに等しいバンドなので彼女達の音楽を知る人は余りいないと思うのだが、私は一時期かなり嵌って聴きこんでいた時期がある。で、今回再び久しぶりにジュスティーヌ(Justine)という名前の盤を見た。ジャケットの雰囲気はなんだか違う感じだ。既にあのケベックのジュスティーヌは存在していない筈なので、発掘盤かなにかの類かと思ったら、レーベルがアンビアンス・マニェティークではなくて、サンビーム(Sunbeam Records)。
サンビームはクラシック・ロックをコレクションしている人には最早お馴染みのレーベルで、かつて当方でも紹介させて頂いた Fresh Maggots、Moonkyte、Jaki Whitren などのアーティストの作品もサンビームだった。で、上記のジャスティンなのだが、調べた所このバンドは1970年に僅か1枚のアルバムを発表しただけで消えてしまったバンドなのだという。しかもメンバーの一人はあのジャクソン・ハイツのメンバーだった人。ああ、これじゃザ・ナイスのファミリー・ツリーに配置されるバンドなんだな、と勝手に自己解釈して記事を進めてみたい。ご存知ザ・ナイスは後にELPを結成する事になるキーボード奏者のキース・エマーソンがかつて在籍したバンド。ELPの母体バンドの一つとして知られるバンドだが、ご存知の様にバンドはキース・エマーソンとベース&ドラムスのリズム・セクションの2人との間で音楽的な意見の相違を原因として1970年の春に解散を遂げているのだが、この時のリズム・セクションの一人がリー・ジャクソンという左利きのベース奏者。