benri-navi by myhurt
#1430 Ana Popović / Unconditional (2011)
02. Count Me In
03. Unconditional
04. Reset Rewind
05. Slideshow
06. Business As Usual
07. Your Love Ain't Real
08. Work Song
09. Summer Rain
10. Voodoo Woman YouTube
11. One Room Country Shack YouTube
12. Soulful Dress

Ana Popović(現地語で Ана Поповић)と書いてアナ・ポポヴィッチと読むらしい。オンナだてらになんとブルース・ギタリスト。勿論、トラディショナルなギタリストではなくてホワイト・ブルース世代以降のロック・ファンの方にいかにも受けそうなコンテンポラリーな女性ギタリスト。ちなみに似た様な名前の女性ギタリストでアナ・ヴィドヴィチ(Ana Vidović)という人もいるが、こちらはクロアチア出身のクラシックギター奏者。当ブログでも過去、女性ギタリストの作品を何度か紹介してきたが、彼女は巷でも注目のミュージシャンだ。金髪でスタイルもなかなかの女性で、ステージ上ではミニスカートで演奏したりと、(アメリカ市場を意識してか)セックス・アピールを売り物にしたパフォーマンスを披露したりもする様だが、ブルース・ギタイリストとしては超一流。耳の肥えたロック・ファンの感性をも唸らせる才能を秘めたパフォーマーだ。むしろ紹介するのが遅すぎる位だが、顔はいかにも南東ヨーロッパの女性の顔、といった感じで私の好みじゃないんですが(失礼)。
アナ・ポポヴィッチは1976年、セルビア共和国(旧;ユーゴスラビア)の最大都市ベオグラードの生まれ。ブルースとギターに目覚めたのは父親からの影響から。15歳頃からギターを弾き始め、19歳(1995年)の頃に最初のR&Bバンド、ハッシュ(Hush)を結成する。メンバーは彼女の他、Rade Popović(ギター、ヴォーカル)、Milan Sarić(ベース)、Bojan Ivković(ドラムス)。ソウルやファンクの要素をも含むハッシュはユーゴやギリシャ、ハンガリーなどで数多くの武者修行を敢行。米ブルース・シーンの巨人ジュニア・ウェルズの前座を務めた事もあったのだとか。1998年にはなんと年間100を越えるギグを敢行、で、最初のアルバムが登場するのは1998年(発表は1999年?)。PGP-RTS から「Hometown」という作品を発表する。プロデュースは Aleksandar Radosavljević。メンバーだけでなくピアノ奏者やハーモニカ奏者などもゲストとして参加。だがこれはアナ・ポポヴィッチのソロ作品名義ではなく、あくまでもハッシュのアルバムとしてのリリースだった。