benri-navi by myhurt
《紙ジャケ》おとぎ話「Realize」《Papersleeve》
P-VINE レコード提供。バンド結成20周年を迎えた、おとぎ話の最新作。価格は¥2,640円。
#1116 Corinne Bailey Rae / Corinne Bailey Rae (2006)
02. Enchantment
03. Put Your Records On
04. Till It Happens to You
05. Trouble Sleeping
06. Call Me When You Get This
07. Choux Pastry Heart
08. Breathless
09. I'd Like To
10. Butterfly
11. Seasons Change
12. Another Rainy Day (Japan Only Bonus Track)

2006年に最もブレイクした女性歌手の1人、コリーヌ・ベイリー・レイ(Corinne Bailey Rae)。2006年の春に英BBC が選ぶ 2006年のUK音楽シーン期待の新人(Sound Of 2006、2位は Clap Your Hands Say Yeah)の1人して選ばれた歌手だったが、その期待を裏切る事なく、僅か1枚のアルバムで世界中の洋楽ファンの心を虜にした事は未だ記憶に生々しい。昨年から続くブレイク期間は今尚進行中で2007年2月に行われる予定の日本来日公演でも多くの聴衆の心を魅了するに違いない。プロのソロ歌手としては1枚のアルバムを発表しただけであるが、音楽誌『Q Magazine』が開催する”2006 Q Awards”の最優秀新人ノミネート、ビルボードが選んだ2006年年間優秀作品ベスト10位、更に第49回グラミー賞の”Record Of The Year”他3部門でのノミネートなど、彼女が残した作品の素晴らしさが賞やランキングという形式で評価されようとしている。2006年の UK音楽の殿堂のセレモニーでもキャリア充分のベテランの音楽に混じり登場した事も記憶に新しい。
彼女はは1979年2月26日、英ウェスト・ヨークシャーはリーズ地方出身。セントクリストファー・ネイビス出身の父とイギリス人の母との間に3人姉妹の長女として生まれた。新人歌手といっても現時点で既に27歳。見た目は童顔のイメージもあるコリーヌだが、実はオーディション番組で優勝して華々しく登場したようなラッキー・ガールではない。イギリスでは今、オーディション番組”Xファクター(X Factor)”の優勝者である女性歌手リオナ・ルイスがちょっとした注目を浴びているようだが、コリーヌはリオナのような段取りを踏んで登場してきた女性歌手とは少々異なるようだ。過去にちょっとだけ遡って見る。音楽好きな父親の影響で彼女は幼少の頃から歌を唄うようになり、やがて15歳の頃に自分のバンドを持つようになる。バンドの名前はヘレン(Helen)。幼い頃は聖歌隊で唄ったり、ヴァイオリンを習ったり、クラシック音楽の勉強を受けていたというが、当時の彼女の好みはパワフルなオルタナティヴ・ロックだったというから驚きだ。