benri-navi by myhurt
《紙ジャケ》オランウータン「オランウータン」《Papersleeve》
P-VINE レコード提供。1971年のハード・ロック作品。英ロンドン結成後、米デビューで消えたバンドの唯一のアルバム。価格は¥2,970円。
#1416 Orang-Utan / Orang-Utan (1971)
YouTube - ORANG UTAN 1971 Orang Utan
《紙ジャケ》サー・ロード・バルチモア、タッチ、ライティングズ・オン・ザ・ウォール《Papersleeve》
MARQUEE INC. /ベル・アンティーク提供。2021年最初の紙ジャケです。価格は2枚組の「ザ・パワー・オブ・ザ・ピクツ」が¥4,400円 、他が¥3,457円。
YouTube - SIR LORD BALTIMORE 1970 Full Album HQ
YouTube - Sir Lord Baltimore / Man From Manhattan
YouTube - Sir Lord Baltimore / Love Slave
YouTube - Touch / Touch - Full Album
YouTube - WRITING ON THE WALL Power Of The Picts (Full Album) RARE 1969 UK LP `Middle Earth` Heavy Psych £1200
《紙ジャケ》ノヴェンバー、サーガ《Papersleeve》
ディスクユニオン/ARCANGELO提供。北欧のハードロック・バンド、ノヴェンバーのデビュー作以下3作、ノヴェンバーのクリステル・スタールブラントがバンド解散後に結成したサーガの1974年作。価格は¥3,300円。
#1379 November / En ny tid är här... (1970)
YouTube - November / Mount Everest
YouTube - November / Mina Fotspår Fylls Av Vatten
YouTube - November / Starka Tillsammans
YouTube - Saga / Önskebrunnen / Önskebrunn ( 1974, Prog/Psych Rock, Sweden )
《紙ジャケ》キング・クリムゾン 40thアニヴァーサリー・シリーズ最終章《Papersleeve》
WOWOWエンタテインメント (2019-08-21)
売り上げランキング: 195,812
WOWOWエンタテインメント (2019-08-21)
売り上げランキング: 195,813
WHDエンタテインメント提供。40thアニヴァーサリー・シリーズ最終章。ダブル・デュオ期の2作品、2000年、2003年作。価格は¥5,000円、5,000円 。DVDオーディオ+HQCD。
YouTube - King Crimson / FraKctured [50th Anniversary | Heaven And Earth Boxed Set 2019]
YouTube - King Crimson / The Power To Believe - Happy With What You Have To Be Happy With
《紙ジャケ》ダンカン・マッケイ、サラマンダー、ジュリアンズ・トリートメント、エリアス・ハルク《Papersleeve》
ベル・アンティーク (2017-09-25)
ベル・アンティーク (2017-09-25)
ベル・アンティーク/MARQUEE INC.提供。価格は¥3,394円。
《紙ジャケ》ダンカン・マッケイ、サラマンダー、ジュリアンズ・トリートメント、エリアス・ハルク《Papersleeve》 の続きを読む
《紙ジャケ》オールド・マン・グルーム「ノー」《Papersleeve》
Daymare Recordings (2012-06-25)
売り上げランキング: 131574
Daymare Recordings/ディスクユニオン提供。コンヴァージ/ケイヴ・イン/アイシスらのメンバーからなるボストン産グループ。新作です。日本盤のみボーナス音源を収録したCD2枚組/紙ジャケ仕様。価格は¥2,940円(税込み)。
YouTube - Old Man Gloom / To Carry the Flame
#1416 Orang-Utan / Orang-Utan (1971)
2. Slipping Away
3. Love Queen
4. Chocolate Piano {YouTube}
5. If You Leave
6. Fly Me High
7. Country Hike
8. Magic Playground

マレー語で「森の住人」という名を持つオランウータン。東南アジアのスマトラ島とボルネオ島の熱帯雨林に生息する哺乳綱霊長目ヒト科オランウータン属の構成種の総称である。Wikipedia によれば、オランウータンのメスの体長は約127cm、体重は約45kgであるのに対してオスは約175cm、体重は約118kgに達する。堂々たる体格だ。体格で例えるならミドル級からヘビー級にかけての格闘技選手クラスといった所だろうか。オランウータンのオスにはフランジ(Flange)と呼ばれる顔のでっぱりがあるのが外見上の最大の特徴なのだが、群れの中でボスではない弱いオスにはこのフランジが成長しないケースもあるそうである。見た目(特にオランウータンの子供)の愛らしい動物なので、なんだか弱々しい動物の様に錯覚してしまうが、実はオランウータンを含め、サルという動物はとても怪力だ。かつて「人間発電所」と呼ばれたプロレスラーのブルーノ・サンマルチノが余興で試合を行ったが逃げまわったという逸話もあるそうだ。
残念ながらオランウータンは違法伐採や農地開拓などによる生息地の減少、そして違法な密猟や密輸などによる影響により絶滅の危機に瀕しているそうです。詳しくはその手の動物愛護団体のサイトなどをご参照に。さて、今回紹介するバンドは「森の住人」を名乗ってしまったイギリス出身のロック・バンドである。若者向けの音楽、長髪で大人達から眉をひそめられる存在であるロック・ミュージック(注;1970年代当時のごく真っ当な大人達のロック・ミュージックに対するステレオ・タイプな印象)、そしてその青少年向けの音楽を演奏する野郎共の名前がオランウータンという、なんともしまりのないショボイ名前である。しかもジャケットも思いきりダサい。上で紹介している画像が彼らの唯一作品「Orang-Utan」なんだが、猿つながりという所で、モンスター映画『キングコング』を彷彿とさせるイラストなんだが、(誰が描いたのかは知りませんが)なさけなくなる位低レベル。だがしかし、その実態は結構レベルの高いハード・ロックなんだから面白いもんだ。
#1379 November / En ny tid är här... (1970)
02. En Annan Värld
03. Lek Att Du Är Barn Igen
04. Sekunder (Förvandlas Till År)
05. En Enkel Sång Om Dej
06. Varje Gång Jag Ser Dej Känns Det Lika Skönt
07. Gröna Blad
08. Åttonde
09. Ta Ett Steg I Sagans Land
10. Balett Blues

11月に結成(スタート)したからバンド名はノーヴェンバー(November)。なんとも安直なネーミングだが、安直でインパクトの弱い名前に反比例するかの如く、彼らの音楽性は太くで重厚だ。実は彼らは北欧はスウェーデン出身のハード・ロック・バンド。スウェーデンは、北ヨーロッパのスカンディナヴィア半島に位置する立憲君主制国家。ちなみに同国には福音ルーテル教会という、ルター派のスウェーデン国教会がある。調べた所、このルーテル教会というのは音楽に縁が深い教会としても知られているそうで、過去の歴史上、バッハやヘンデルが所属していた事もあったという。この福音ルーテル教会がというのがスウェーデンの国民の生活にどれだけ根ざしているのかというと、国民の人口のなんと8割が福音ルーテル教会に所属しているのだという、都合のいい時だけ仏教徒になったり、キリスト教徒になったり、仏様にも神様にも神社にも手を合わせてしまう私達日本人にはなかなか理解出来ない事柄なんだか。
国民の殆どがプロテスタントというスウェーデンだが、彼らにとって11月、つまりノーヴェンバーという月は宗教上、とても重要な月であるという。例えば毎年11月1日は教会暦で万聖祭にあたる日。教会暦とはキリスト教で用いられる暦の事で、同日は諸聖人の日といってカトリック教会の祝い日の一つとなっているそうだ。ちなみに翌日の2日が死者の日となっている。但し、カトリック(旧教)とプロテスタント(新教)では解釈も異なっているようで、歴史上聖人への崇敬が廃止された後にプロテスタント諸国では徐々に廃れていったそうだが、スウェーデンでは諸聖人の日は月の最初の土曜日を祝日(Alla helgons dag)とする事で継続されているそうだ。ちなみに、このカトリックの諸聖人の日(万聖節)の前の日を祝う行為が、ハロウィン。10月31日のこと。改めて書くと、スウェーデンのハード・ロック・バンド、ノーヴェンバーの結成日は11月1日。プロテスタントの国スウェーデンの国民にとっても11月1日という日は特別な日として認識されているのだろうか。どうなの?
《紙ジャケ》JESU (イェスー)「ハート・エイク&ディスロウンド」《Papersleeve》
[CD]
アーティスト:JESU (イェスー)
レーベル:Daymare Recordings
発売日:2010-11-24
by ええもん屋.com
Daymare Recordings/ディスクユニオン提供。シューゲイザー + ヘヴィロック =イェスー の最新音源集!だそうです。価格は¥2,940円(税込み)。豪華見開き紙ジャケット仕様、日本盤のみボーナス・トラック収録です。
jesu - Myspace
#1349 Gomorrha / I Turned to See Whose Voice It Was (1972)
2. Opening Of The Sealed Book
3. Dead Life
4. I Turned To See Whose Voice It Was
5. I Try To Change This World
6. Titish Child

旧約聖書の『創世記』に登場する滅亡した都市ゴモラ(Gomorrah)と僅か一文字違いのバンド名。今回紹介するロック・バンドは1970年代前半の一時期、ドイツに存在していたサイケデリック/プログレシッヴ・ロック・バンド、ゴモラ(Gomorrha)。恐らくは旧約聖書の『創世記』に登場するソドムとゴモラがそのネーミングの元ネタだと思うが、元ネタが元ネタだけにこの名前をバンド名にしたグループはこれまでも幾つか存在した。1995年結成のこれもドイツのゴモラ(Gomorrha)。1990年結成の英メタル、ゴモラ(Gomorrah)。1992年結成の米ゴモラ(Gomorrah)。1980年代末に存在した蘭ゴモラ(Gomorha)。他にも調べたら Eyes to Gomorrah、America Gomorrah、Anthems of Gomorrah、Operation Gomorrha、Ravens Over Gomorrah、Fires of Gomorrah、Gomorra Beachなどが見つかったが、心なしかメタル系のバンドが多い様な気がする。罪や退廃を象徴する名詞だけあって、いつの時代でも若者の心をひきつける元ネタの様である。
結成は1960年代も押し迫った1969年頃。中心となったのはドラム担当の Helmut Pohl とオルガン及びベース担当の Eberhard Krietsch という友人同士だが、やはり1969年というのがミソ。これまで何度も書いてきたがドイツ国内では1968年にロルフ・ウルリッヒ・カイザー主宰による一大ロック・フェスティバル、”エッセン・インターナショナル・ソング・フェスティヴァル”がドイツ・エッセンにて開催されたのだが、これに登場した米サイケデリック・ロック勢の最先端のロック・サウンドに当時のドイツの若者が大いに感化され、これ以降サイケデリック・ロックに影響を受けた若者達がドイツのお家芸である前衛/実験音楽などのアヴァンギャルドな音楽の要素を加味させた、ドイツ独自のコズミックなロック・サウンド、所謂”クラウト・ロック”を生み出していった。恐らくは彼等もこうした当時の時代の流れに乗ってバンド結成を思い立ったのであろう。まあ、こういう動きは何もドイツ国内だけだった訳ではないでしょうが。
#1349 Gomorrha / I Turned to See Whose Voice It Was (1972) の続きを読む