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《紙ジャケ》PHEW「Our Likeness」《Papersleeve》
P-VINE レコード提供。元アーント・サリー、1979年解散後にカンのメンバーをバックに従えた1981年の大傑作でも知られるフューの1992年のソロ作。価格は¥2,640円。
《紙ジャケ》JAGATARA 名盤アルバム5作《Papersleeve》
ソニー ミュージック提供。今は亡き江戸アケミを中心とする日本のファンク・ロックバンド、JAGATARA(じゃがたら)の1980年代の作品が紙ジャケ化。「Best Of Jagatara~西暦2000年分の反省~」は江戸アケミ死後の1993年に発表された2枚組ベストアルバム。価格は2枚組のみ¥4,400円、他は¥2,750円。
《紙ジャケ》JAPAN 紙ジャケット2022年再発シリーズ《Papersleeve》
ユニバーサル ミュージック提供。JAPAN 紙ジャケット2022年再発シリーズ。通算4、5作目です。価格は¥2,934円。
YouTube - JAPAN / Gentlemen Take Polaroids (Remastered 2003)
YouTube - JAPAN / Talking Drum (2003 Digital Remaster)
《紙ジャケ》ディス・ヒート THIS HEAT《Papersleeve》
MARQUEE INC.提供。英プログレ界隈から登場したポストパンク・バンド、ディス・ヒートの紙ジャケ3種。個人的にも思い出あるバンドです。価格は¥3,457円、¥3,457円、¥2,860円。
YouTube - This Heat / This Heat (1979 Full Album)
YouTube - This Heat / Deceit (Full Album)
YouTube - This Heat / Health And Efficiency [FULL ALBUM]
#1165 Metabolist / Hansten Klork (1980)
02. Alien on Sunday
03. King Quack
04. Lights
05. Hoi Hoi Hoi
06. Merchandise
07. Hansten Klork
08. Dromm (Bonus Track)
09. Slaves (Bonus Track)
10. Eulam's Beat (Bonus Track)
11. Identify (Bonus Track)
12. Tiz Hoz Nam (Bonus Track)
13. Le Grand Prique (Bonus Track)

まさに奇跡のCD化。日本でこの作品及びバンドの事を知っている人は1980年前後に青春時代を過ごした私と同世代の洋楽ファンのみだろう。メタボリスト「Hansten Klork」は1980年に発表された作品でメタボリスト名義の作品としてはこれが唯一の作品。今、検索エンジンで”メタボリスト”と入れてみるとメタボリック・シンドローム関係の記事ばかりが目についてなんとも疎ましいのだが、彼らは1970年代の後半から1980年代初頭にかけて確かに、この地球上に存在したロック・バンドの一つだった。1980年と言えば私は当時大学生で都内・新宿に住んでいた。1970年代後半からパンク・ロックに夢中になりだした私はその後ニューウェーヴやインダストル・ミュージックに夢中になり、当時はストラングラーズやポップ・グループ、PIL、キャヴァレー・ボルテール、スリッツ、ワイヤー、トーキング・ヘッズ、ディーヴォ、ジョイ・ディヴィジョン、バウハウス、ヒューマン・リーグ、ペル・ウブ、クローム等々。
もう挙げたらキリがない。ピンク・フロイドなどのモンスター級ロック・バンド、当時で言う所の所謂”オールドウェーヴ”に対抗する形で登場したパンク・ロック・バンドの幼いながらも過激なアジテーションに当時10代の私はすっかり魅了され、セックス・ピストルズ登場以前に購入していた”オールドウェーヴ”クラスのレコードを大量に処分してしまった事もある。その中には今となってはお宝級の日本盤レコードもあったし、思えばなんと勿体ない事をしたもんだと随分後になって後悔したものだが当時は全く後悔していなかった。パンク・ロックやニューウェーブの尖ったサウンドにロックの未来を信じていたからである。私のような人間はオールドウェーブからニューウェーヴに趣味の対象を鞍替えしただけだが、セックスピストルズ以下数多のパンク・ロック/ニューウェーヴのサウンドに刺激を受けてプロの世界を目指した人も多かった筈だから、1980年前後が自分にとって最も音楽が刺激的な時代であったと懐かしく思う人は少なくない筈である。