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《紙ジャケ》ボブ・シーガー・システム、フォーマリー・ファット・ハリー、スタッド、モーニング、ヌーン&ザ・ナイト・ライターズ、モーニング《Papersleeve》
ヴィヴィド サウンド提供。韓国「BEATBALL MUSIC」のサブ・レーベル、『BIG PINK』復刻シリーズ12月編。価格は¥2,970円。
#1284 Stud / September (1972), Goodbye Live At Command (1973)
YouTube - Bob Seger / Noah [1969] - Full Album
YouTube - Formerly Fat Harry / 1971 [Full Album]
YouTube - Stud / Life Without Music
YouTube - Morning, Noon & The Nite-Liters / Tange Boo Gonk
YouTube - Morning / Morning [Full Album] (1970)
《紙ジャケ》デイヴ・メイソン Dave Mason《Papersleeve》
デイヴ・メイソン(Dave Mason)
■忘れえぬ人(紙ジャケット仕様)
■デイヴ・メイスン(紙ジャケット仕様)
■スプリット・ココナッツ(紙ジャケット仕様)
■ライヴ~情念(紙ジャケット仕様)
■流れるままに(紙ジャケット仕様)
■黄金の蝶(紙ジャケット仕様)
■明日へのチャンピオン(紙ジャケット仕様)
■ベスト・オブ・デイヴ・メイスン(紙ジャケット仕様)








#1284 Stud / September (1972), Goodbye Live At Command (1973)
01.Good Things
02.God Knows
03.Corner
04.Life Without Music
05.Samurai
06.Five To Mid-Day
07.Prelude
08.Bad Handlin
09.Ocean Boogie
10.Red Wine
[Goodbye Live At Command (1973)]
11.Samurai
12.Big Bill's Banlo Band
13.Horizon No.2
14.Ocean Budgie
15.Harpo's Head No.2


誰が最初に書いたのは知らないが、ロックの世界では時に”馬のジャケットに駄作なし”と言われる事がある。私もこれまで幾つかの馬ジャケ・アルバムを入手してきたが、そう言われれば確かに出来の悪いアルバム若しくはバンドに遭遇した記憶が余りない様な気がする。馬の生物学的特徴レベルの話は兎も角、馬という生き物からは大体『走る』『パワー』『生命力』『野性的』『格好よい』『戦士・騎士の乗り物』『サラブレッド』といった、ポジティヴ/アグレッシヴなイメージを私達は連想しがちだ。更に民間伝承や神話の中にもユニコーン(一角獣)とかペガサスとかケンタウロスとかケルピーとかスレイプニルとかいった伝説上の生き物が登場する。馬に乗った人物像と言えば海外ならなんといってもフランス第一帝政の皇帝ナポレオン・ボナパルト、日本なら戦国時代の奥州の武将・伊達政宗の騎馬像が有名だ。この様に馬というとどうしても力強く前向きなイメージしか沸いてこない。
更に馬をジャケットに起用する理由は他にもあって、馬を広告に起用すると見る人の深層心理に訴えかけて購買意欲をくすぐるのだという。心理学上、馬は人間の性的欲望に訴える生き物で、生への衝動である性的欲望を密かにくすぐる事によってパッケージを手に取る人にレジに運びたい気分に至らせるのだとか。巧く考えたもんだ。この人間の深層心理を逆手にとって、自信作や力作をなんとしても売りたいという時に馬をジャケットに起用すれば何%だかは知らないが、通常のジャケ品よりも売り上げアップの可能性が増すらしい。で、今回紹介するイギリスのロック・バンドも馬つながり。バンドの名前も馬繋がりで、日本語で”種馬”を意味するスタッド(Stud)と名乗って音楽活動を展開していた。残念ながら彼等の活動は短い期間で終了してしまったが、当時のアナログ・レコードは今でも結構な値段が設定されている。レコード1枚に高価な金額を投入する気のない私としては、かねてからCDの入手を計画していたのだが、近年ようやく入手する事に成功したのである。
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