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《紙ジャケ》サーカス、ストレイ、ダイス《Papersleeve》
マーキー/ベル・アンティーク提供。価格は¥3,394円。
YouTube - Circus / Circus 1969
YouTube - Stray / Move On (1970)
YouTube - DICE / WAR
《紙ジャケ》ムーン・サファリ「ベスト・オヴ 2005 - 2013」《Papersleeve》
マーキー・インコーポレイティド (2015-12-16)
売り上げランキング: 87,007
マーキー・インコーポレイティド提供。スウェーデン出身の新世代プログレッシヴ・ロック・グループ、ムーン・サファリによる初のベスト・アルバム(2枚組)。初回プレス分のみ、“Constant Bloom”の楽譜(ヴォーカル・スコア)封入。SHM-CD仕様、紙ジャケット仕様。日本市場のみのオリジナル企画盤です。価格は¥3,888円(税込み)。
《紙ジャケ》アネクドテン「斜陽の館」《Papersleeve》
Arcangelo (2015-06-24)
アルカンジェロ提供。アネクドテン8年振りの新作。日本市場では限定紙ジャケット、ボーナス・ディスク付限定盤2枚組仕様にて登場。価格は¥3,456円(税込み)。
YouTube - ANEKDOTEN / GET OUT ALIVE
《紙ジャケ》モルガン・オーギュレン「バッテリー・デラックス」《Papersleeve》
Arcangelo (2015-01-07)
アルカンジェロ提供。マッツ、モルガンのドラマー、モルガン・オーギュレンの初のソロ・アルバム。国内プレス/紙ジャケット仕様。価格は¥3,024円(税込み)。
《紙ジャケ》アングラガルド《Papersleeve》
Arcàngelo (2014-05-14)
Arcàngelo (2014-05-14)
アルカンジェロ提供。1990年代の北欧プログレ・シーンを代表するダーク・シンフォ ÄNGLAGÅRD(アングラガルド)の記念すべき2013年初来日公演と、1994年米国プログレフェストでの解散直前の伝説のライヴ2作品が紙ジャケット仕様にて登場します。価格は¥3,240円(税込み)、¥4,320円(税込み)。
《紙ジャケ》ハノイ・ロックス HANOI ROCKS《Papersleeve》
ハノイ・ロックス(HANOI ROCKS)
■白夜のバイオレンス(紙ジャケット&SHM-CD仕様)
■オリエンタル・ビート(紙ジャケット&SHM-CD仕様)
■セルフ・ディストラクション・ブルース(紙ジャケット&SHM-CD仕様)
■ミステリー・シティ~ハノイ・ロックス IV(紙ジャケット&SHM-CD仕様)
■トゥー・ステップス・フロム・ザ・ムーヴ(紙ジャケット&SHM-CD仕様)
■ミリオン・マイルス・アウェイ~ハノイ・ロックス・ベスト(紙ジャケット&SHM-CD仕様)
ビクター エンターテインメント提供。1981年「白夜のバイオレンス」からの初期作がSHM-CDで再登場。価格は¥2,625円(税込み)。
#1447 Panta Rei / Panta Rei (1973)
2. White Bells
3. Five O'Clock Freak
4. The Knight
5. The Turk YouTube

ハード・ロック? サイケデリック/アシッド・ロック? それともプログレッシヴ・ロック? 或いはジャズ・ロック? それともスペース・ロック? ジャケットを見ただけではなんだか全く内容が想像出来ない異国のロック・バンドが今宵の主役。名前はパンタ・レイ(Panta Rei)。北欧はスウェーデン出身のロック・バンドである。グーグルで検索するとギリシアのホテルの名前ばかりが引っかかってしまって、調べるのにも苦労してしまったが、このバンドは1970年代前半の一時期にひっそりと存在していたバンドである。意味のよく判らないバンド名なので、似た様な名前のバンドなんて彼ら以外にないだろうと思いきや、これが結構存在する。スペルは一文字違うが、1974年結成(1982年解散)のハンガリーのプログレッシヴ・ロック・バンド、Panta rei。ドイツにも Panta Rhei という名前のジャズ・ロック・バンドが存在していた(1973年にセルフ・タイトルの唯一作を発表)。1980年代にはオランダに Panta Rhei、それから1990年代のベルギーに、2000年代以降にはコロンビアやスロバキアに存在している。
私の様な学のない人間には全く馴染みのない、パンタ・レイ(Panta Rhei、今回のバンドは ”h” の抜けた Panta Rei であるが、、)という言葉であるが、この言葉にはちゃんとした意味がある。パンタ・レイとは[万物は流転する]、という意味だそうです。ギリシア語で書くと Τα Πάντα ῥεῖ (Ta Panta rhei)となるらしい。この言葉は、「暗い哲学者」「泣く哲学者」とも呼ばれる、紀元前540年頃 - 紀元前480年頃?のギリシアの哲学者ヘラクレイトスのものだそうだ。万物は流転している、自然界は絶えず変化している。物事は常に変化するという意味で、仏教の世界の『この世のあらゆるものはすべて移ろい行く』という諸行無常、はたまた平安時代末期から鎌倉時代にかけての日本の随筆家、鴨長明の有名な随筆『方丈記』にある、『ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし』といった言葉と同意語のようだ。プラトンが引用している事でも知られるパンタ・レイだが、実際にはヘラクレイトスの著作では触れていない可能性もあるのだという。まあ、どっちにせよ、哲学とは無縁の生活を送っている私のような人間には無縁の言葉でもある。
#1443 Junipher Greene / Friendship (1971)
02. Witches Daughter
03. Music for Our Children
04. A Spectre Is Haunting the Peninsula
05. Sunrise / Sunset
06. Magical Garden
07. Autumn Diary
08. Maurice
09. Attila's Belly-Dance
Friendship 26:02
10. Prelude: Take the Road Across the Bridge
11. Friendship
12. Interlude
13. Mountain Voices
14. Land of the Foxes
15. Friendship That's Earned
16. Into the Cloudburst
17. Manitou's Skyland & Down to Earth
18. Friendship
Bonus Disc: Previously Unreleased Demo Recordings
Friendship 29:32
01. Prelude: The the Road Across the Bridge 02. Friendship 03. Interlude 04. Mountain Voices 05. Land of the Foxes 06. Friendship That's Earned 07. Into the Cloudburst 08. Manitou's Skylands & Down to Earth 09. Friendship

ジュニパー・グリーン(Juniper Green)という、似たような紛らわしいアコースティック・ロック・バンドが存在しているので、なんだが紛らわしいが、今回紹介するバンドもジュニパー・グリーン(Junipher Greene)という名前を持っていたバンド。過去形で紹介している事から判るとおり、過ぎ去った過去の時代に存在していたロック・バンドだ。何処に存在していたかと言えばノルウェー王国。ノルウェーは北ヨーロッパのスカンディナヴィア半島の西岸に位置する立憲君主制国家で、スウェーデン、ロシア、フィンランドと国境を接する国だ。かつて、「最も税金の高い国」としてギネスブックで紹介されたことがある国でもある。公用語はノルウェー語。北欧のロック、なんて書くと普段スカンディナヴィア半島出身のロック・バンドに関心のない人からすれば、『北欧のロックなんて米英のロックに比較してもレベル低いんじゃないの?』なんて偏見を持っておられる方もいるかもしれないが、それは大きな間違いだ。
私が今更書くまでもあく、北欧は今も昔も音楽大国。クラシック音楽の分野でもシベリウス、グリーグ、ゲーゼ、ニールセンといった作曲家が登場したし、ジャズの分野でもこれまで多くの有能な演奏家が登場している。そしてロックやポップス、フォークの分野でも多くの優秀な人達が登場してきた。北欧ロックの好きな方にとってはウィグワムやサムラ、アネクドン、アングラガルド、ボ・ハンソン、フラワー・キングス、カイパ、ケブネカイゼ、メイド・イン・スウェーデン、ムーン・サファリ、ノヴェンバー、パートス、ラグナロク、トレッティオアリガ・クリケット、ビョーク、ユッカ・トローネン、ペッカ・ポホヨラ、タブラ・ラーサ、タサヴァラン・プレジデンティといった名前はお馴染みの存在かもしれない。近年はメタルやゴシック・ロックの分野での成功も続いている。北欧のロックの特徴としては地理的に近いイギリスからの影響はもとより、ジャズやクラシック、トラッドなどからの影響も垣間見て取れる、ユニークでクール、そして個性的な形態が特徴でもある。
《紙ジャケ》アングラガルド 来日記念《Papersleeve》
Arcàngelo (2013-01-01)
売り上げランキング: 63642
Arcàngelo (2013-01-01)
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Arcàngelo (2013-01-01)
売り上げランキング: 58406
アルカンジェロ提供。日本来日記念企画。1990年代、北欧はスウェーデンから登場した、プログレッシヴ・ロック・バンド。・オリジナル・レコードを可能な限り詳細に再現した紙ジャケット仕様。価格は2枚組の「エピローグ」が¥3,360円(税込み)、他が¥2,940円(税込み)。
クリムゾン・プロジェクト来日公演決定! アングラガルドも登場 - CDJournal.com ニュース
YouTube - Änglagård / Hybris - Vandringar i Vilsenhet
YouTube - Änglagård / Höstsejd
YouTube - Anglagard / Sorgmantel
#1418 Valravn / Koder på snor (2009)
2. Kelling
3. Sjón
4. Kraka 【YOUTUBE】
5. Seersken
6. Fuglar
7. Kroppar
8. Lysabild
9. Farin uttan at verða vekk

某通販ショップの紹介記事でなんとなくジャケットに惹かれて購入した1枚。例によってちょっと前に購入しておきながら未開封だった1枚である。名はヴァルラウン(Valravn)。スコットランドのシェトランド諸島およびノルウェー西海岸とアイスランドの間にある北大西洋の諸島でデンマーク自治領のフェロー諸島出身のミュージシャンによって構成されたバンドだ。ちなみに地図を見るとフェロー諸島とデンマーク本土とはかなり離れているので何故ここがデンマーク領なのか不思議でならないが、かつてフェロー諸島にはノルウェーからノルマン人が入植して一時ノルウェー領となったが、ノルウェー王の死去をきっかけにおきたデンマークとノルウェーとの同君連合、そしてノルウェーの衰退によってデンマーク領となったらしい(第二次世界大戦中はイギリスの占領下にあった)。まあ、俗っぽい当ブログなので便宜上ヴァルラウンは以降北欧出身のバンドとして話を進めていく。
話は戻るが、今初めて知ったがヴァルラウンは既に昨年時点で日本公演を実現していたらしい。2010年12月、六本木SuperDeluxe や すみだトリフォニーホールでコンサートを行ったそうだ。ちなみにグループ名のヴァルラウンとはデンマークの神話(北欧の民間伝承の一部)に登場するワタリガラスのこと。英語ではレイヴン、日本では渡り鳥として北海道で見られるオオガラスのこと。北欧神話に登場する全知全能の神オーディン(ケネス・ブラナー監督作品『マイティ・ソー』ではアンソニー・ホプキンスが演じてみせた)の斥候(せっこう)として知られるフギンとムニンもワタリガラスだ。昔からのロック・ファンとしてはストラングラーズのかつて人気アルバムも連想してしまうのですが。ちなみにこのバンド、世間一般ではフォークトロニカとかラディカル・トラッドといったジャンルに属されるらしい。頭の中身が未だ1970年代という私の様なオジサンには少々インパクトの弱い言葉なのであるが。