benri-navi by myhurt
《紙ジャケ》ファウンデーションズ FOUNDATIONS《Papersleeve》
WASABI RECORDS (2018-11-28)
WASABI RECORDS (2018-11-28)
WASABI RECORDS (2018-11-28)
エアーメイル提供。1960年代のUKポップスのファウンデーションズ が紙ジャケ化。価格は¥3,240円。「Build me up Buttercup」は映画「メリーに首ったけ」で流れました。
YouTube - The Foundations / In The Bad, Bad Old Days
YouTube - The Foundations / Build me up Buttercup
#1300 Linda Lewis / Lark (1972)
02. Reach for the Truth
03. It's the Frame
04. Feeling Feeling
05. What Are You Asking Me For
06. Lark
07. Old Smokey
08. Gladly Give My Hand
09. More Than a Fool
10. Been My Best
11. Waterbaby
12. Little Indians

過去、当レビューでも何度か名前が出てきた事のあるブリティッシュ・ポップ/サイケデリック・ポップ・バンドのブロッサム・トゥズ。彼等は1967年と1969年に「We Are Ever So Clean」「If Only for a Moment」という優れ物のアルバムを発表した後に解散してしまったのだが、このバンドの中心人物だったのがジム・クリーガン(Jim Cregan)という、1946年イングランドはサマセット州ヨーヴィル出身の男。スタッドという、英フォーク・ロック・バンドの記事でも触れたのだが、ジム・クリーガンは1970年代の仕事としてはまずはスタッドのメンバーとしての仕事。スタッド解散後はファミリーというバンドに参加。あのジョン・ウェットンがキング・クリムゾン加入以前に参加していたバンドだ。更にファミリーの後にはストリートウォーカーズ(Streetwalkers)やスティーヴ・ハーレイ率いるコックニー・レベルを経て1977年にロッド・スチュワートのバック・バンドに参加。ここから随分長い間、ロッドの下で仕事をこなしていった。
おっといけない。ジム・クリーガンの1970年代の仕事で重要な部分を見逃してしまう所だった。英女性歌手リンダ・リイスのサポートである。ブロッサム・トゥズやファミリー、スタッド、コックニー・レベルなどのバンドの名前とリンダ・ルイスなんて、通常は接点なんかない筈なのだが、ジム・クリーガンは初期のリンダ・リイスにとって欠かす事の出来ない存在であった。それもその筈、リンダ・ルイスの売り出し当時、2人は恋人関係で後に夫婦にもなっている。さて、そのリンダ・ルイス。1950年、英ロンドンはウェストハムの生まれ。歌だけでなく作詞/作曲、ギターも演奏する。姉妹も存在。彼女の妹シャーリー・ルイスも歌手でエルトン・ジョンのバック・ヴォーカリストを務めていた人。1989年には「Passion in the Heart」というソロ作品も発表、当時「Realistic」「You Can't Hide」といったシングルをミニ・ヒットさせている。またディー・ルイスなる名前の妹も存在、1980年代の半ば以降だけでもかなりの数のアルバムにセッション参加を果たしているようだ。