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(北欧)Aunt Mary / Aunt Mary (1970)

 2006-07-07
1. Whispering farewell 2. Did you notice 3. Theres a lot of fish in the sea 4. I do and I did 5. 47 steps 6. Rome wasn't built in one day 7. Come in 8. Why don't you try yourself 9. The ball 10. All my sympathy for Lily 11. Yes, by now Ive reached the end

Aunt Mary


ノルウェー王国出身のハード・ロック・バンド、アーント・メアリー(Aunt Mary)のCDをバーゲン価格で購入。彼等は1970年代初頭から1973年までの間に3枚のアルバムを発表した後に消滅してしまったロック・バンドで、ブリティッシュ・ロック贔屓と思われるメンバーの英ロック風のサウンドを得意としていたバンド。結成された時期は判らないが、1970年にポリドールからシングル「Did you notice / The ball」でデビューを飾っていることから恐らく1960年代後半当りか。所謂臭さは無く、歌詞が公用語のノルウェー語ではなく英語で歌われていることもあってか、事前知識がなかれば恐らく殆どの人が1960年代後半~1970年代初頭に存在した、雑多な音楽性を内包したB級ブリティッシュ・ロック・バンドの一つと思うに違いない。

デビュー作は1970年の「Aunt Mary」。かつて数年前にハーフ・オフィシャル盤紛いの作品?が発表されたが今ではデジタル・リマスターされた正規盤が流通している。ちなみにこのデビュー作は1974年に「Whispering Farewell」のタイトルで再発されている。ポリドール時代はここまでで、この後彼等はフィリップスに移籍、シングル「Jimi, Janis & Brian / Stop your wishful thinking」「Rosalind / In the hall of the mountain king」を発表した後に2作目「Loaded」を発表。フィリップスからはもう1枚シングルを発表した後に今度はヴァーティゴに移籍して「Janus」という作品を発表したが彼等の時代はここまでだった。ちなみにフィリップスからは「The best of, vol.1」「The best of, vol.2」という2枚のベストアルバムが1970年代中頃に発売された。

以前彼等の3作目「Janus」の作品レビューを書いたことがあったが、今回はそれより遡って彼等のデビュー作。音楽大国北欧にあって彼等の知名度が今どれ位なのかは判らないが、1981年にトリオ編成での再結成ライブ「Reunion live」を、そして1992年には新作?「Bluesprint」を発表している位だからそれなりに彼等の音楽の需要もあるのだろう。ちなみに2003年にはデビュー作と3作目を 2in1 の形式で纏めたパッケージもあるがこれは例の Progressive Line 製。問題あるレーベルだがまあ、通常はこれでもいいでしょう。さて、このアルバム、メンバーは Bjoern Christiansen(ギター、ヴォーカル)、Per Ivar Fure(フルート、サックス、マウス・オルガン、ヴォーカル)、Jan Leonard Groth(オルガン、ピアノ、ギター、ヴォーカル)、Svein Gundersen(ベース、ピアノ、ヴォーカル)、Kjetil Stensvik(ドラムス)の5人。このデビュー作にしか参加していないメンバーがいる。特に管楽器を担当したPer Ivar Fure。

「Aunt Mary」はあのウッドストック屋外音楽祭の翌1970年作品ということもあって、本作には1960年代ロック・サウンドの残り香も充分に感じさせる。3作目の「Janus」の記事で私はレッド・ツェッペリン、ディープ・パープル、ユーライア・ヒープ、ジェスロ・タル、ELP、ピンク・フロイド、キング・クリムゾン、ビートルズなどの英国ロックの大物達からの影響が垣間見て取れると書いたが、デビュー作である本作も当然のことながら英国ロックからの影響が少なからず見て取れる。さらに制作・発表が「Janus」から遡る事3年ということもあってか、サイケ(アート・ロック)やフリークビートといった音楽の旋律も充分に感じ取れる。ポップ感覚も充分だ。更にデビュー作にしか登場していないフルート/サックス奏者の存在も大きい。曲によってはブラス・ロックやジャズ・ロック的なアプローチもあるからだ。

反面ハード・ロック的な色彩は薄い。それともう一つ、どことなく悲しげな哀愁感も彼等の専売特許。2作目、3作目には登場しないフルートの音色はブリティッシュ・ロック・ファンなら誰でも即座にジェスロ・タルを連想するだろう。このフルート奏者の存在がデビュー作での彼等のサウンド・カラーをある意味特徴付けている。ブルージーなハモンド・オルガン・ロック・サウンドも小気味いい。テクニックはそれ程あるとは思えないが、雰囲気作りには長けていたバンドだったのだろう。傑作揃いとは言わないが、なかなか曲も粒揃いだ。北欧産ロック・バンドによく見られる、メロディ重視の姿勢はこのバンドにも感じられる。だがやはり個人的にはこれはコレクター向けアイテム。1970年前後のつかみ所のない雑多なロック・サウンドを追い求めている人向け。それと最後に赤と黒、白でデザインされたジャケットのアート・ワークは実際に手に取って見るとなかなか洒落て見えると書いて締め括る。

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