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《紙ジャケ》アイアート・モレイラ、フローラ・プリム、エリス・レジーナ、エルメート・パスコアル《Papersleeve》

 2006-09-20
2006/10/21予定

アイアート・モレイラ(Airto Moreira)
アイム・ファイン、ハウ・アー・ユー?(紙ジャケット仕様)
フローラ・プリム(Flora Purim)
キャリー・オン(紙ジャケット仕様)
エリス・レジーナ(Elis Regina)
或る女(紙ジャケット仕様)

エルメート・パスコアル(Hermeto Pascoal)
スレイヴス・マス(紙ジャケット仕様)
調和(紙ジャケット仕様)
ライヴ・イン・モントルー・ジャズ・フェスティヴァル(紙ジャケット仕様)
脳内革命(紙ジャケット仕様)

I'm Fine How Are You アイム・ファイン、ハウ・アー・ユー?(紙ジャケット仕様)Carry On キャリー・オン(紙ジャケット仕様)Elis Essa Mulher 或る女(紙ジャケット仕様)
Slaves Mass スレイヴス・マス(紙ジャケット仕様)Zabumbe-Bum-A 調和(紙ジャケット仕様)
Montreux Jazz Festival ライヴ・イン・モントルー・ジャズ・フェスティヴァル(紙ジャケット仕様)Cerebro Magnetico 脳内革命(紙ジャケット仕様)

ビクター・エンタテインメント提供。ワーナー・ミュージック・ジャパン音源提供による名盤復刻 紙ジャケ・コレクション。シリーズ第3弾。価格は7タイトル何れも¥2,625円(税込)。

アイアート・モレイラは1941年ブラジル生まれのパーカッション奏者。ジャズ・ファンにはチック・コリアのリターン・トゥ・フォーエヴァーに参加していた人としても有名ですね。ブラジルから米国に渡って音楽活動を開始したのが1968年。勿論妻のフローラ・プリムと一緒に渡米している。マイルス・デイヴィスのエレクトリック・ジャズ時代にもゲイリー・バーツ、スティーブ・グロスマン、キース・ジャレットらと参加している。今回の紙ジャケは「I'm Fine How Are You」で1977年の作品。ジャコ・パストリアス、トム・スコット、エルメート・パスコアルら参加。代表曲「Celebration Suite」を収録。

アイアート・モレイラの奥方でヴォーカリストのフローラ・プリム(1942年ブラジルはリオデジャネイロ出身)の作品も紙ジャケ化。夫と共に1968年に渡米、その後は夫と仲良く一緒に音楽活動を展開する。チック・コリアのリターン・トゥ・フォーエヴァーにも夫と共に録音に参加した。今回紙ジャケの対象となったのはジョージ・デューク&スタンリー・クラークのプロデュースによる1979年作品「Carry On」。このアルバム、2006/4にヴィヴィドから再発されたばかりだが、半年後に何故かビクターから紙ジャケ化。

エリス・レジーナ (Elis Regina)は1945年リオ・グランデ・ド・スール州出身の女性MPB(Musica Popular Brasileira)歌手。1982年死去。ローティーン時代に歌手としてデビューを果たすなど、1960年代初頭からプロの歌手として音楽活動を展開していたという。、ジルベルト・ジルやアントニオ・カルロス・ジョビンといったアーティストと競演を果たす一方、ブラジル独裁政権時代の音楽家全てを悩ませた迫害運動に彼女も直面するなど苦難の時代を過ごした時期もあったという。残念ながら1982年に薬物中毒により死去。1960年代~1970年代のブラジル音楽界において、高い人気を誇っていた女性歌手の1人だったという。今回の紙ジャケは「Elis, Essa Mulher」、1979年の作品。

YouTube - Elis Regina O Bebado e o Equlibrista



エルメート・パスコアル(Hermeto Pascoal) 。フランク・ザッパも裸足で逃げ出す、知る人ぞ知るブラジル音楽界屈指の変態音楽家である。1936年ブラジル北東部アラゴアス州出身。ピアノからアコーディオン、フルート、パーカッションなどなんでもござれのマルチ・パフォーマー。過去、今回紙ジャケ化される予定の1977年作品「Slaves Mass」を紹介する際にエルメート・パスコアルの足跡を書いてました。少々古い記事ですが、そちらからそっくり引用します。

《過去の記事》
Hermeto Pascoal / Slaves Mass (1977)

幼少の頃から音楽に親しんでいたというパスコアルはサンフォーナと呼ばれるボタン式のアコーディオンを父親から贈られたのを契機に練習、既に11歳の時点で地方のパーティなどで家族と共に人前で演奏を披露したりしていたそうです。1950年にパスコアル一家はペルナンブコ州レシフェに移住、そこで地元ラジオ放送局と契約しデビューを果たす事になります。ジョアン・ジルベルトやアントニオ・カルロス・ジョビン、セルジオ・メンデスらを中心としたボサ・ノヴァ・ブームがブラジル国内の音楽界に旋風を巻き起こしていた1950年代後半から1960年代中頃に掛けての時期、エルメート・パスコアルはリオでの演奏活動を経て1961年以降のサンパウロ時代で(当時既に管弦楽器の演奏も習得していたようです)トランペット奏者やドラム奏者らとバンドを組んで音楽活動を展開している。

エルメート・パスコアルは1964年にはブラジル音楽界を代表するパーカショニスト、アイアート・モレイラ(Airto Moreira)が主宰するバンドに加入してモレイラと活動を共にしていた時期もあった模様。1966年にそのアイアート・モレイラらとクァルテート・ノーヴォ(Quarteto Novo)というバンドを結成して翌1967年にセルフ・タイトルによる「Quarteto Novo」を発表(1995年にCD化?)しているが、アイアート・モレイラが彼の妻でボーカリストのフローラ・プリムと共に1968年に米国に移住してしまった為、必然的にバンド活動続行は不可能となり結局エルメート・パスコアルが在籍していたクァルテート・ノーヴォは解散。

この後エルメート・パスコアルはロン・カーター、ジョン・マクラフリン、チック・コリア、ジャック・ディジョネット、ウェイン・ショーター、アイアート・モレイラ、キース・ジャレット、ジョー・ザヴィヌルらの面々が名を連ねた巨匠マイルス・デイヴィスの1970年発表の2枚組ライブ盤「Live-Evil」に参加するなど、米国を中心とした音楽活動を展開する事になる。米国時代の1971年にはモレイラ&プリム夫妻も参加したエルメート・パスコアルにとって初のリーダー作となる「Hermeto」を録音(翌年発表)している。この後エルメート・パスコアルは1973年に一端ブラジルに帰国、ソロ・アルバムも発表している。1970年代末には日本に来日して公演を行った事もあったとか。

さて、今回は人気作品である「Slaves Mass」を初め、「Zabumbe Bum A」(1979年)、1979年のモントルー・フェスティバルにおける実況ライヴ録音「montreux jazz festival」(1979年)、翌1980年に発表された「cerebro magnetico」、計4枚が対象となっております。今後の続篇も期待しております。

YouTube - Hermeto Pascoal - Música da Lagoa
(笑っちゃうけど本人はいたって真剣な筈)



もう一つ。

YouTube - Hermeto Pascoal and the Music from the Frogs



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コメント
"Elis, Essa Mulher"は恐らく彼女の最後のスタジオ作品ですよね。
当時流行のフュージョンっぽい、というかブラジルならではのジャズっぽいアレンジが特徴でもあったように思います。

彼女の娘、マリア・リタを初めて聞いたときは、あまりに母の面影が強いので身震いした覚えがあります。
もう何作も発表して、一児の母としてもがんばっているようなので、エリスのような人生を歩むことはないんでしょうけど。

マリア・リタの作品も母に負けず劣らず聞き応えありますよ。
【2006/09/20 14:15】 | へびG #.Lj5XGds | [edit]
マリア・リタですか。記事の補足、大変助かります。ありがとうございます。名前を覚えておきます。
【2006/09/20 18:56】 | Cottonwoodhill #- | [edit]












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