【訃報】マリスカ・ヴェレス(ショキング・ブルー)死去 享年59

 2006-12-04

Mフェレスさん死去…ショッキング・ブルー、ボーカル

オランダからの報道によると、同国の歌手マリスカ・フェレスさんが2日、がんのためハーグで死去した。59歳。ポップス・バンド、ショッキング・ブルーのボーカルとして活躍し、代表曲「ヴィーナス」は1970年に全米チャート1位となるなど世界的にヒットした。同曲は英国の女性グループ、バナナラマがカバーし、86年に米、オーストラリアなどで再び大ヒットした。



まずは大ヒット曲を聴いて下さい。

YouTube - Venus by Shocking Blue



訃報です。日本でも「ヴィーナス」(1969年12月全米1位)の大ヒットで知られるオランダの有名なポップ・ロック・バンド、ショキング・ブルー(Shocking Blue)のリード・ヴォーカリストだったマリスカ・ヴェレス(Mariska Veres、記事ではマリスカ・フェレス)がガンの為、2006/12/2に亡くなったそうです。享年59(歳)。

Zangeres Mariska Veres overleden
Zangeres Mariska Veres (59) overleden

若き日のMariska Veres

以下は私の4年前の”At Home (1969)”のレビュー記事より引用。

ショキング・ブルーの結成は1967年。1944年生まれのギタリストで、当時オランダ国内ではザ・モーションズというバンドのメンバーとしてもよく知られていたというロビー・ファン・レーヴェン(Robby VanLeeuwen)を中心にフレッド・デ・ワイルド(ヴォーカル)、クラース・ファン・デア・ヴァル(ベース)、コーネリア・ファン・デア・ベーク(ドラムス)という布陣によりオランダで結成された4人編成のバンドであり、グループの大半のオリジナル楽曲の作詞/作曲を手掛けるロビー・ファン・レーヴェンが同グループのサウンドの要でした。

しかし、当時リスナーの興味を引きつけたのは、パンチの効いたソウルフルな歌声を真骨頂とした黒い髪が魅力的なエキゾティックな女性ヴォーカリスト、マリスカ・ヴェレスでした。彼女もロビー・ファン・レーヴェン同様、ぽっと出の新人アーティストという訳ではなく既に1964年頃からプロとして活動してきた人であり、ショキング・ブルーには脱退したフレッドの代わりに1968年から途中参加したのでした。

1969年、Pink Elephant というレーベルと契約して発表したシングル「Venus」が世界的なヒットを記録する事で一躍世界のスターとなったショッキング・ブルーは同年、満を持してデビュー作「At Home」を発表します。翌1970年にショッキング・ブルーは通算2作目となる「Scorpio's Dance」を、そして1971年には日本では”悲しき鉄道員”の邦題でよく知られている「Never Marry a Railroadman」を含むアルバム「Third Album」を発表。この後も1974年に解散するまで「Ink Pot」「Live in Japan」「Eve And The Apple」「Dream On Dreamer」「Good Times」とショッキング・ブルーは精力的にアルバムを発表し続けました。

日本ではバナナラマや演歌歌手になる前の長山洋子、あるいは荻野目洋子といった歌手のカバーでも有名な「Venus」。知らない人はショキング・ブルーを「Venus」1曲だけの1発屋と錯覚している人もいるかもしれませんが、彼等の過去作品を聴けば彼等が「Venus」1曲だけのバンドでない事を理解してもらえることでしょう。大変悲しい。私のマイ・フェイバリッツな女性歌手の訃報です。謹んでご冥福をお祈り致します。

YouTube - Shocking Blue / send me a postcard (1968)
YouTube - Shocking Blue / Mighty Joe (1969)
YouTube - Shocking Blue / Hello Darkness (1970)
YouTube - Shocking Blue / Never Marry A Railroad Man (1970)
YouTube - Shocking Blue / Shocking You (1971)
YouTube - Shocking Blue / Out Of Sight Out Of Mind (1971)
YouTube - Shocking Blue / Blossom Lady (1971)
YouTube - Shocking Blue / Inkpot(1972,来日時の映像有)
YouTube - Shocking Blue / Oh Lord (1973)
YouTube - Mariska Veres / Take Me High (1975)
YouTube - Shocking Blue / louise (1980)
YouTube - Shocking Blue / body and soul (1994)

【近年の映像 2006年1月、この時点で既にガンに冒されていたのでしょう】
YouTube - mariska veres / river deep mountain high (2006)

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コメント
ほんとにニュースをきいてびっくりしました。
それにしても彼らを一発屋扱いをするなんて言語道断ですね。
全盛期のころはジェファーソンのグレイス並のパンチのある女性ロッカーって感じで、日本でも大人気でしたよ。

ちょっとマイナーなメロディが日本人にもあってたんでしょうね、ヒットも次々と飛ばしてラジオから彼らの音楽が流れていないときはなかった。

ご冥福をお祈りします
【2006/12/05 09:58】 | へびG #.Lj5XGds | [edit]
>全盛期のころはジェファーソンのグレイス並のパンチのある女性ロッカーって感じで、日本でも大人気でしたよ。

そうですね。オランダを代表するロック・バンドといえばフォーカスの名前が浮かんできますが、フォーカスが日本で人気を獲得する以前の時代、オランダの人気ロック・バンドといえばショキング・ブルーでしたから。
【2006/12/05 20:04】 | Cottonwoodhill #- | [edit]
マリスカの訃報記事
http://plaza.rakuten.co.jp/kobashi/diary/200612040000/
へのトラックバックをありがとうございました.おかげでWikipediaより詳しい解説を読めたし,ビデオクリップを楽しませていただきました.

お礼に,オランダ語版Wikipediaのショッキング・ブルーの項からとったメンバーの名前に,オランダ語読みのカナ表記をつけておきます.マリスカはオランダ生まれですから姓はオランダ語読みだとフェレスになりますが,ハンガリー人の父はヴェレス・ライオシュでしょうから微妙なところですね.しょせんカナでは正確に表せないのですが,かなり近いと思います.

Fred de Wilde
フレッド・ドウィルデ (ボーカル) (1968秋まで)
Mariska Veres
マリスカ・フェレス(ボーカル) (1968秋から)
Robbie van Leeuwen
ロビー・ファンレーウェン(ギター)
Martin van Wijk
マルティン・ファンワイク(ギター)
Cornelis van der Beek
コルネーリス・ファンデルベーク
(ドラムス)
Klaasje van der Wal
クラーシェ・ファンデルワル (バスギター) (1971まで)
Henk Smitskamp
ヘンク・スミッツカンプ(バスギター) (1971から)
【2006/12/07 10:27】 | jasje #CjlWd7YA | [edit]
記事に対する正確な補足、ありがとうございました。PVを見ると確かにMariska Veres をマリスカ・フェレスと発音しているようにも聞こえますので、現地ではこれが正しい発音なのいでしょうね。
【2006/12/07 18:49】 | Cottonwoodhill #- | [edit]












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  • マリスカ・ヴェレス【音・響・楽】
    もともと洋楽を聞き出したきっかけはいろいろ伏線はありつつ、小学校5年生のときに足を骨折し、入院したことが大きい。なにしろやることないから暇つぶしにラジオを聞いているしかないわけ。ここからは北海道地域ネタ恐らく関東の人はラジオ関東の全米トップ40とか、FE
【2006/12/07 15:41】
  • 二人の女性歌手【NedLog オランダ速報】
    昔ポップス・バンドのショッキング・ブルーでボーカルとして活躍していたオランダの歌
【2006/12/16 19:07】
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