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(提訴)ビル・グレアムのコレクションを売りさばくサガン氏をレッド・ツェッペリンらが告訴

 2006-12-20

ツェッペリン、ドアーズらがコレクター販売サイトを告訴

レッド・ツェッペリン、ドアーズ、サンタナ、グレートフル・デッドらが、コレクターズ・グッズを販売するウェブサイトを告訴した。wolfgangsvault.comでは、ミュージシャンのレアなグッズや写真、アルバムなどを売りに出しているが、バンドはサイトの経営者にその許可を与えていないと訴えている。BBCによると、同サイトで販売している商品は、'91年に亡くなったコンサート・プロモーター、ビル・グレアム氏が30年に渡って収集してきたもの。それを同サイトの経営者であるウィリアム・サガン氏が3年前に260万ポンド(約5億4,000万円)で買い、売りに出した。



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私達音楽ファンがなんの抵抗もなく訪れる、数多くのロック・バンドが一同に出演する屋外コンサートの数々。新潟県の苗場スキー場で行われるフジ・ロック・フェスティバルや2000年から開催が始まったサマーソニック、日本の音楽家を中心としたROCK IN JAPAN FESTIVAL、2006年の夏フェスに新たに参入したウドー・ミュージック・フェスティバルなど。こうしたロックの祭典がもし仮に行われない世の中になっていたら?

1931年ベルリン出身のビル・グレアム(Bill Graham)はロック・ミュージックをポピュラーなものへと押し上げた功労者の1人。ビートルズがミュージシャンとしての立場でロックを普及させた表舞台最大の功労者なら敏腕プロモーターのビル・グレアムは裏舞台に最大の功労者といってもいいでしょう。サンフランシスコを発祥地とするヒッピーカルチャー華やかな時代、クスリでらりっているだけの若者を仕切ってプロの音楽家に仕立て上げた1960年代中頃。才能はあるが興行の世界のなんたるかも知らない若者をまとめてムーヴメントを形のあるものにまとめあげた最大の功労者の1人。

サンフランシスコを1960年代サイケデリック・ミュージックの発祥地として世界に配信、それまでごく一部の特定の知りやがり屋しか聴いていたかったビート・ミュージックの類を”ロック”に昇華させて一般の人にまで浸透させたのはビル・グレアム。分からず屋の若者達にショービジネスのなんたるかを教授したのもビル・グレアム。彼の存在なくしてウッドストック・フェスティバルもレディング・フェスティバルもカリフォルニア・ジャムもワイト島ポップ・フェスティバルも開催されなかったかもしれないと考えると、ぞっとする。

”ロックを作った男”の称号に相応しいビル・グレアムですが、既に故人。ヘリの事故であっけなく死んでしまったのが1991年。1960年代からなくなる寸前までロックの世界にドップリと足を浸かっていた人だけにコレクターならヨダレが出てくるような貴重なアイテムを沢山持っていた事を誰しも容易に想像出来るというもの。どこでどう交渉が行われたのは知りませんが、ビル・グレアム所有のコレクション品をウィリアム・サガンという人物が3年前(ということは2003年)に260万ポンド(日本円にして約5億4,000万円)で買った事から話がややこしくなってきたそうです。

http://www.wolfgangsvault.com/

上のサイトは問題のウィリアム・サガン氏が運営するサイト。このサイトを通じて氏がビル・グレアム所有のコレクション品を売りに出し始めたことが実際の音楽家の(というより彼等のコレクターズアイテムを販売する業者や肖像権を所有する団体・組織・企業といった方が判り易いか)耳に入ってから話が複雑化してしまいます。レッド・ツェッペリン、ドアーズ、サンタナ、グレートフル・デッドら、かつてビル・グレアムにどこかで世話になったことのある音楽家が、サガン氏はビル・グレアムのコレクションを売りさばく権利はない、とグッズを販売するウェブサイトを告訴したというのが現状のようです。

現時点でサイトは閉鎖されることもなく正常に機能しているみたいですね。よく眺めてみると結構凄いですよ。1960年代~1970年代に一世を風靡したロックのスーパースター達のみたこともないような写真やレアなチケット、さらにポスターやグッズ、Tシャツなども販売されています。個人的に興味を持ったのがBill Graham Seriesという名のレプリカ・ポスターの数々。

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コレクションに金を払って入手した事が事実とすればビル・グレアム氏が30年に渡って収集してきたコレクションの数々の所有権がウィリアム・サガン氏にあることは明らか。問題は肖像権も絡むロック・ミュージシャン関連のアイテムの数々を売っていいのかどうかということ。この辺の法解釈はよく私には判りませんが、1960年代ロックを愛する音楽ファンにとっては以外と嬉しいサイトのようにも見えますので、権利関係上の問題をクリアして解決してもらいたいです。それにしても、

グレートフル・デッドのメンバー、ボブ・ウィアーは「我々は、自身の写真や作品をこのような形で使われる許可を与えた覚えはない。彼は、作品、写真、音楽など我々にとってとても大切なものを盗み、ファンから利益を得ようとしている」との声明を発表した。



ウィリアム・サガン氏がコレクションしているアイテムの数々は元はといえばビル・グレアム氏が所有していたもの。ビル・グレアム氏がミュージシャンから長年に渡って盗んできた、というのならビル・グレアムから人を介してコレクションを購入した(とされる)ウィリアム・サガン氏に所有権なんかないという主張も音楽家としては当然だと思いますが、盗品ではなく正規に音楽家サイドから譲り受けたアイテムなら、売りに出しても(残念ながら)問題はないように感じるのですが、実際にはどうなんでしょうか。


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