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(英)Silverhead / Sixteen & Savaged (1973)

 2005-12-10
2001/01/21 記事より

1. Hello New York 2. More Than Your Mouth Can Hold 3. Only You 4. Bright Light 5. Heavy Hammer 6. Cartoon Princess 7. Rock Out Claudette Rock Out 8. This Ain't a Parody 9. 16 and Savaged

16 and Savaged
16 and Savaged
posted with amazlet on 06.01.28
Silverhead
Repertoire (1997/06)
売り上げランキング: 95,650

1970年代の前半当時、グラム・ロックなるジャンルの音楽が幅を利かせていた。中性的なメイクやど派手なステージ衣装が音楽メディアの注目を浴び、面白おかしく取り上げるようにもなったのだが、時として見当違いな見方をされていた事もあった。グラム・ロック自体はロックン・ロールやブギ・ロック、ハード・ロックなどをベースとした、極めてオーソドッグスな音楽形態だったのだが、グラム・ロックのジャンルで紹介される連中達が余りに一般人には近寄り難い雰囲気を醸し出していたからでもあった。こんなセンセーショナルなグラム・ロック・ブームを利用しない手はない。音楽ビジネスに手を染めていた連中がブームに注目するのも無理からぬ事であった。

「恐るべきシルバーヘッド」のタイトルでデビューを飾った英国のグラム・ロック・バンド、シルバーヘッド(Silverhead)もそんなバンドの一つだった。ソロとして契約したマイケル・デ・バレスという端正な男を売り出そうとレコード会社がメンバーを集めて作ってしまったバンドがシルバーヘッドの正体だった。煽情的な広告戦略でシルバーヘッドの活動をサポートした会社側は彼等のデビュー作に歴戦のハード・ロック・バンドを手がけた人物に依頼してデビュー作を完成させている。その後もパープル・レコードから2枚目の作品を発表するも、急造バンド、シルバーヘッドの時代は長くは続かなかった。シルバーヘッド解散後マイケル・デ・バレスは元イエスのトニー・ケイらと、ディテクティヴというバンドを結成、パープル・レコーズからスワン・ソングに移籍して1977年にレコード・デビューを果しています。

本作は1973年に発表されたシルバーヘッドの二作目。英国では前作同様パープル・レコーズ(米国内ではMCA)から発表。今の時代なら少々問題になりそうな堕ちた少女の衝撃的なジャケットが否でも応でも目に焼き付いてしまうジャケットだ。前作からメンバーが少々変わっているが、バンド結成の由来を考えれば誰がメンバーでも余り変わりはない。ストレートなロック・ナンバーを聞かせる「Hello New York」「More Than Your Mouth Can Hold」、バラード調の「Only You」、ブギ・スタイルの「Bright Light」等、ロック・アルバムとしては中々の出来映えなのだが、本作は【グラム・ロック】として売り出されたバンドの作品なのである。会社側から押し付けられたイメージと実際のサウンドの差にリスナーもデ・バレス本人ももがき苦しんでしまうのだ。

グラム・ロックの時代の終焉につきあわされたかの如く、悲しいかな正統派シルバーヘッドの時代は2作を持ってその活動を停止してしまう。愛すべきB級ロック・バンドの終焉です。時代が違えば、彼等ももっと人気や知名度を獲得できたに違いないのに。この後時代はAORやディスコ、パンク・ロック、ニューウェーブ、テクノなどの時代へと変遷するが、言葉が悪いがいつの時代でもメインストリームな舞台から必要とされなかった不幸な男がマイケル・デ・バレスという人物だったのかもしれない。需要と供給のタイミングを読み間違えなければ、ひょっとしてデ・バレスも人気スターの地位を獲得できたかもしれない。
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コメント
うちのヘタレブログにトラバしてくれてどうもです。
こっちからもトラバはりたいんですが、
どうもMSNブログは他ブログとの親和性が低くて
うまくトラバできないことが多いようで、
とりあえずやってみますけど、
うまくはれてないようだったら削除願います。
【2005/12/10 21:09】 | メタル馬鹿一代 #KYvhgCNg | [edit]
書いてらっしゃるとおりですよね。こういうジャケット、ああいういでたち・・・であらればならないSHOWBUSINESSの宿命ですよね。それでつぶれた人がどれだけいたことか・・・
【2005/12/10 21:12】 | evergreen #- | [edit]
>メタル馬鹿一代さま
コメントありがとうございます。確かにMSNブログと他社サービスとの連携はうまくいかないようです。あまり気になさらないで下さいね。

> evergreenさま
いつもコメントありがとうざいます。あの時代の空気を象徴するようなジャケットでしたね。
【2005/12/10 21:27】 | Cottonwoodhill #- | [edit]
ジャケットにブックレットそして音楽とどれもかっこいいインパクトを放っていましたシルバーヘッド!ロック全盛期に来日公演も果たしたんだからもっともっと評価されてしかるべきバンドでしょう~。なんて思ってしまいますがとにかく野生美って言葉の似合うバンドですね!
【2005/12/11 05:13】 | フレ@ロック好きの行き着く先は… #- | [edit]
ジャケットは本当に格好いいです。昔からジャケ買いの私にはたまらないジャケットでもあります。
【2005/12/11 14:14】 | Cottonwoodhill #- | [edit]
 高校生の頃、顔が「マイケル・デ・バレス」に似ていると言われて、頭にキタコトガあるが、ライブ・エイドでパワー・スティションのボーカルとして出て来た時は、「こんなことやってみたい」
と素直に思いました。(今は、もうオジサンですから、顔のほうはご想像にお任せします。念の為言いますが、自薦では
ありません。他薦です。)「T・REXに
成り損ねたバンド」なんて言われたこともあったみたいですが、「時代」に飲み込まれていったバンドだったんですかね
~。
【2005/12/13 11:58】 | 吉岡登美雄 #- | [edit]
ライヴエイドは私にとっても懐かしいイベントでした。
【2005/12/13 20:00】 | 管理人 #- | [edit]












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【2005/12/10 21:10】
  • デカダン風エンターテイナー;シルバーヘッド ”凶暴の美学”【Chainless Mind】
    16 and Savagedシルバーヘッドは1972年10月1stアルバム”恐るべきシルバーヘッド”をリリース、73年10月にこの2nd”凶暴の美学”をリリースしています。ショッキングなジャケット”16 AND SAVAGED\"・・・16歳で犯されて・・・えー?何だか破廉恥・・
【2005/12/10 21:13】
【2005/12/12 19:49】
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