《紙ジャケ》メビウス、メビウス&プランク、メビウス・プランク・ノイマイヤー、メビウス&レンツィーハウゼン《Papersleeve》
メビウス&プランク(Moebius & Plank)
■ラスタクラウト・パスタ(紙ジャケット仕様)
■マテリアル(紙ジャケット仕様)
メビウス・プランク・ノイマイヤー(Moebius Plank Neumeier)
■ゼロ・セット(紙ジャケット仕様)
メビウス(Moebius)
■トンスプーレン(紙ジャケット仕様)
■ブルームーン(紙ジャケット仕様)
メビウス&レンツィーハウゼン(Moebius & Renziehausen)
■エルザッツ(紙ジャケット仕様)
■2エルザッツ







キャプテン・トリップ・レコード提供。元クラスターの片割れメビウスのスカイ音源(ソロ及び関連作品)の紙ジャケ化企画。初回限定紙ジャケット 2007年最新リマスター仕様。1,000枚限定。価格は7タイトル何れも¥2,625円(税込み)。
キャプテン・トリップ・レコードといえばジャーマン・ロック。ジャーマン・ロックといえばキャプテン・トリップ・レコード。お得意のジャンルで素晴らしい企画をジャーマン・ロック・ファンの前に届けてくれましたね。個性派揃いのジャーマン・ロックの中にあっても異色も異色。ロックはおろか、ある意味ミュージシャンですらなかったメンバーによって構成されていたクラスターの片割れメビウス(Dieter Moebius、1944年スイス出身)。
メビウスがレデリウス(またはローデリウス)、コンラッド・シュニッツラー(初期作のみで脱退)とクラスターを結成したのが1960年代末。当初は”K”のクラスターで活動後、”C”のクラスターへと改名、途中、ブライアン・イーノやノイのメンバーとのコラボレーション活動を展開したクラスターは世間から殆ど理解されない状態をものともせず活動を展開し続けてきました。ちなみに私が彼等の名前を初めてしったのもイーノ繋がり。
年上のレデリウス(またはローデリウス)は1970年代の後半からクラスターの活動と併行してソロ活動を開始しておりますが、途中からアカデミックなニューエイジ路線に走ってロック・ファンの視界から消えてしまいましたが、メビウスは違いました。カンのホルガーの助太刀も作用したコニー・プランクとの共演作「Rastakraut Pasta」(1979年)での脱力電子音楽からジャーマン・エレクトロニクス・ファンを歓喜させるような作品を連発し続けていくのであります。
「Material」は1981年に発表されたコニー・プランクとの共演作品第二弾。そして1982年「Zero Set」は1982年に発表された一世一代の大名盤。録音にはメビウス、コニー・プランク、そしてグル・グルの魔人ドラマー、マニ・ノイマイヤーの3人による作品で、1990年代テクノの先駆け的作品としてリスペクトされまくりのアルバムでもあります。そして「Tonspuren」はメビウスのソロ名義の作品集で1983年発表。
続く「Blue Moon」は本来映画のサウンドトラックとして製作された作品で1986年作品。更にプラスティック・アーティストのカール・レンツィーハウゼンとのコラボレーション作品「Ersatz」「Ersatz」(1990年、1992年)も紙ジャケ化される予定(この2枚はこれまで未聴です)。既にレコードからCDの時代へと変わっていた1990年代の作品だけに、ありがたみという点では薄い?
私の場合、メビウスのソロ関連作品はCDになってから聴いているので、正直言って紙ジャケといわれてもピンときませんが、2007年最新リマスターが施されていることもあるので、一連のコニー・プランクとの共演作品は買い直すつもりです。ちなみにメビウスとマニさんとの共演は他に「アザー・プレイセス(OTHER PLACES)」「ライヴ・イン・ジャパン(LIVE IN JAPAN)」、メビウスとプランクの共演盤は他に「Ludwig's Law」もあります。




















- 関連記事
-
- 《紙ジャケ》オールマン・ブラザーズ・バンド 紙ジャケ・ボックス《Papersleeve》 (2007/01/27)
- 《紙ジャケ》フォリナー《Papersleeve》 (2007/01/27)
- 《紙ジャケ》メビウス、メビウス&プランク、メビウス・プランク・ノイマイヤー、メビウス&レンツィーハウゼン《Papersleeve》 (2007/01/25)
- 《紙ジャケ》コルティーホ&ヒズ・タイム・マシーン《Papersleeve》 (2007/01/24)
- 《紙ジャケ》寺山修司、荒井沙知《Papersleeve》 (2007/01/24)