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(US)December's Children / December's Children (1970)

 2007-01-30
2806.jpg

01. Trilogy
02. Sweet Talkin' Woman
03. Jane's Song (The Slow One)
04. Hide the Water
05. Afternoon
06. Slow it Down
07. Too Early to be Late
08. Last Monday Night
09. Back Road Rider
10. Livin (Way too Fast)

ディッセンバーズ・チルドレンというバンド名の唯一の作品「December's Children」(1970年)を入手した。世界的に有名なローリング・ストーンズのアメリカでの第5弾アルバムに相当するロンドン盤もタイトルは「December's Children (And Everybody's)」だが、あちらと異なり、こちらは絶望的といってもいい程の知名度しか持ち合わせていないロック・バンドです。見るからにサイケデリック/ガレージの最後っ屁みたいな安直なジャケットに包まれたディッセンバーズ・チルドレンの唯一の作品が発表されたのが1970年(1968年発表という記事もあり)。メンバーはバルザー兄弟を中心とする5人編成でアルバム1枚の他、1枚のシングルも存在する。

バンドのメンバーの顔写真もないので性別すら判らないのだが、ブルース(BRUCE BALZER)とクレイグ(CRAIG BALZER)のバルザー兄弟が共にギター担当(クレイグはキーボードとヴォーカルも担当)。恐らく彼等2人がバンドの中心的存在なのだろう。他にベース担当のビル・ペッティ(BILL PETTI)、ドラムス/パーカッション担当のロン・パパルド(RON PAPALED)、それにヴォーカル担当のアリス・ポポヴィッチ(ALICE POPOVIC)なる人物。名前からして恐らく女性。東欧系の女性だろうか。他に「Afternoon」という曲でミスター・トラップス・リズミック・アンサンブルというグループが参加、タンバリン、マラカス、コンガ、テンプル・ブロック、カウベルといった楽器を担当してる。
「December's Children」には全部で10曲収録されているが、各曲の作詞/作曲のクレジットはCDに記載されていない。録音は米フロリダ州マイアミ北部にある Criteria Studio にて行なわれた。プロデュースは Bob Shad。発売元は Mason Records(発表当時は Mainstream)。米オハイオ州クリーブランド産のバンドであるというディッセンバーズ・チルドレンのサウンドの特色はクレイグ、ビル、アリスの男女3人のハーモニーを中心としたガレージ・サイケ、或いはブルース・ロック色の濃いB級ロックといった趣。女性ヴォーカルのアリスの声はデラニー&ボニーのボニー・ブラムレットにも似た、パンチのある歌声で本作における数少ない(^_^;)聴きどころの一つ。

冒頭曲「Trilogy」は3部構成のとりあえず組曲形式。アルバムの冒頭に持ってくるにはかなりショボい曲だが、途中からアリスのヴォーカルが組み込まれると多少曲の印象はアップする。ギターのリフからしてジミー・ミラー期のローリング・ストーンズを意識していたようにも思える。「Sweet Talkin' Woman」はシングルにもなった曲で、ファンキーなリズムが眩しいなかなかのパワフル・ロックだ。曲は悪くない。「Jane's Song (The Slow One)」は男女3人のハーモニーをバックに哀愁感溢れる寂しいアコースティック・ギターを中心にしたシットリ系バラード・ソング。「Hide the Water」は当時盛り上がりを見せ始めていたアーシーなロック・スタイルの曲。「Afternoon」はアシッド・フォーク・スタイルのサイケデリック・ハーモニー・サウンド。時代柄か、ラガー・サウンド風の展開もみせてくれる。

どこかで聴いたような印象をリスナーに持たせる「Slow it Down」はローリング・ストーンズ「Let It Bleed」(1969年)の中の「Gimme Shelter」を連想させるような曲。本作の発表時期からして「Gimme Shelter」を元ネタにした事は明白だ。「Too Early to be Late」はスロー・テンポのサイケデリックブルース・ロック。アレンジにもう少し工夫が加われば聴き応えのある曲になったと思う。ファンク調の「Last Monday Night」では男女ハーモニーをバックにジミ・ヘンドリックスばりのファズの効いたギター演奏が披露されるが、録音機材や設備がチープだったのか、ショボイ印象しか感じないのがじれったい。「Back Road Rider」はアリスのヴォーカル。曲調はデラニー&ボニー風のまんまスワンプ・ロック。

「Livin (Way too Fast)」もやはりアリス・ポポヴィッチのヴォーカルで、彼女の歌は数多のシャウト系女性ロック・ヴォーカリストと比較しても、遜色ないレベルであると思えるので、彼女をメイン・ヴォーカリストとしてバンドを維持していけばもっと違った結果が出来上がったのではなかったか。収録されている曲のレベルはそう悪くもないし、バンドのマネージメント、プロデュースや楽曲のアレンジで適材なスタッフが配置されていれば、多少は異なる結果が生まれていたかもしれぬ。ちなみにバンド崩壊後、バルザー兄弟は1970年代前半、更に1970年代後半にも幾つかのバンドに在籍して音楽活動を継続していたようだが、ヒットには恵まれなかったようだ。

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コメント
ジャケが私の好みです…。
怪しそうだな…。
聴いてみたい…。
【2007/01/31 10:02】 | Tommy #- | [edit]
心底、B級なロックです。B級ロック好きな人にはたまらない作品かもしれません。ちなみに私はこのCD、1470円で購入しました。
【2007/01/31 19:57】 | Cottonwoodhill #- | [edit]












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