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(独逸)Jane / Fire, Water, Earth & Air (1976)

 2007-04-08
Fire, Water, Earth & Air
「Fire, Water, Earth & Air」
 [CD]
 アーティスト:Jane
 レーベル:Brain
 by ええもん屋.com
[DISC1]
1.Fire Water Earth & Air
2.Fire (You Give Me Some)
3.Water (Keep on Rollin')
4.Earth (Angel)
5.Air (Superman)
6.Air (Let the Sunshine In)
7.End

1970年代にデビュー、以降1~2枚で消えてしまったバンドをよそに今日に至るまで数多くのアルバムを発表してきたドイツのロック・バンド、ジェーン(Jane)。日本ではドイツのロックと言うと、カン、ファウスト、タンジェリン・ドリーム、アモン・デュールII、クラスター、アシュ・ラ・テンプルといったバンドばかりが有名所として紹介される傾向にあるが、実はジェーンは1970年代当時、こうしたバンドなど太刀打ちできない程の大きな成功を収めていたバンドなのである。日本ではかつて「夢幻のパラダイス」「レイディ」のブレイン・レーベルの2枚が紙ジャケ化されたが、依然として彼等の名前が日本で認知されているとは言い難い。

ジェーンの結成は1970の年独ハノーバーにて。メンバーは Justice Of Peace というバンドい在籍していた演奏家を中心に結成されている。翌1971年にヴォーカる担当の Bernd Pulst を加えて本格的なロック布陣となったジェーンは1972年の春にデビュー作品「Together」を発表している。彼等は1970年代を通じて「Here we Are」「Jane III」「Fire, Water, Earth and Air」「Live at home-」「Between Heaven and Hell」「Age of madness」「Sign No. 9」といった作品を発表するなど、1970年代を通じてドイツを代表するバンドであり続けた。バンドは「Germania」(1981年)を最後に一旦活動を停止しているが、その後再結成を繰り返して今日に至っている。現在のメンバーは Werner Nadolny、Peter Panka、Klaus Walz、Charly Maucher の4人。
近年ジェーンはオリジナル・メンバーの Peter Panka を中心とした Peter Panka's Jane、他方こちらもオリジナル・メンバーの Klaus Hess を中心とした Klaus Hess' Jane(Mother Jane) と2つのジェーンが存在するようだ。この辺の経緯はよく判らないがジェーンの公式ホームページを見る限り、どうやら Peter Panka を中心とした Peter Panka's Jane の方が正式なジェーンの後継バンドとして扱われているよう。ジェーンの2006年の最新作「Voice」も Peter Panka's Jane 名義。バンド分裂にどんな背景があったかについてはさておき、今回は1970年代の代表作の一つである「Fire, Water, Earth and Air」(邦題;天地火水)を紹介してみる。

この作品は1976年に Brain Records より発表された作品。似たようなタイトルがブリティッシュ・ロックにもあるが、本作は紀元前の古代ギリシアの自然哲学者、エンペドクレス(Empedocles)が唱えた四元素説(火、水、土、空気)をテーマにした、プログレッシヴ・ロックによくありがちなコンセプト・アルバム。このアルバムは当時バイノーラル録音を用いた方式で製作されたとの事。プログレッシヴ・ロック・バンド(クラウト・ロックと書くよりはプログレッシヴ・ロックと書く方がジェーンの音楽性を勘違いせずに済むだろう)らしい組曲形式。物質の根源的原理を説いた四元素説をテーマにした音楽だが、難解な類の作品に仕上がっている事もなく、以外と気楽に聴ける内容となっている。

ジェーンもご多分に漏れず、初期ジャーマン・ロックが内包していた混沌としたカオスティック・サウンドを持ち合わせてはいるが、1976年発表の本作にもなると、そうしたドロドロとした表現手法はあまり見られず、どちらかというと判り易いシンプルな構成の擬似シンフォニック・ロック体制を敷いている。ブルース・ロック調の展開もあり。メロディも単調で、複雑な変拍子を多様する訳でもなく淡々と流れるようにメロディが奏でられる。この辺が米英のロックとは異なる点。ジェーンがプログレッシヴ・ロック・バンドとして影響を大きく受けているのはピンク・フロイドだろう。テクニック至上主義のプログレではなく、叙情的・様式美的な作風で聴かせるアルバムだけに、衝撃度という点ではイマイチだが、反面長く付き合える作品であるとも言える。

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