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#0807 Ακρίτας / Ακρίτας (1973)

 2004-02-29
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Akritas (Ακρίτας)

つい先日、ギリシャ出身のプログレシッヴ・ロック・バンド、アフロディテス・チャイルド(Aphrodite's Child)の名作2枚組アルバム「666」を取り上げたばかりですが、今回はそれに便乗して再びギリシャ出身のプログレッシブ・ロック・バンドを紹介してしまいましょう。今回紹介するプログレシッヴ・ロック・バンド、アクリタス(Ακρίτας)のアルバムは1970年代の時点からアフロディテス・チャイルドのアルバムに匹敵する注目をユーロ・ロックやプログレッシヴ・ロックの好きな方から注目を浴びてきた作品です。

アフロディテス・チャイルドからは「天国と地獄」やカール・セーガン博士の《コスモス》、映画『炎のランナー』『南極物語』のサントラ、ワールド・カップのテーマ・ソング等などで世間の注目を浴び続けてきたキーボード奏者ヴァンゲリスという超メジャーな存在が生まれましたが、マニアックなプログレ・ファン以外には殆ど知られていない存在といってもよいのがアクリタス。ちなみにバンド名の由来となったのはビザンチン古典文学、英雄叙事詩《ディゲニス・アクリタスの物語》から取られたもの。歴史の古いギリシャ出身のバンドらしい引用です。
アルバムは1973年にポリドール・レコーズ(当時)から発表されたセルフ・タイトルによる作品があるのみ。バンドの構成はドラムスを担当する ιωργοζ Τδουπαγωγηζ、キーボードやベース、ヴォーカルを担当する Σταυροζ Λογαριδηζ、Αρηζ Ταδουληζ、以上3人による構成です。学のない私のような凡人には発音する事すら不可能のギリシャ語をそのまま表記している事から想像するに、母国語や母国を中心とした音楽活動を展開していたものと推測されます。この辺はギリシャ出身でありながら、イギリスで音楽活動を展開、歌詞も英語で歌っていたアフロディテス・チャイルドとは立場が違います。

1973年、そして専属ギタリスト抜きのトリオ編成とくれば、やはり当時のイギリスのプログレッシヴ・ロックやジャズ・ロック、またはイタリアン・ロック、特にエマーソン・レイク&パーマー当たりに影響を受けた、と書いても見当外れには当たらないでしょう。彼らの結成がいつ頃なのか、また結成当初の彼らの音楽スタイルがなんだったのか、等については判りませんが、英国製のシンセサイザーVCS3(Voltage Controled Studio 3)が使用楽器としてクレジットされている事から判る様に、1970年代の前半に流行したプログレッシヴ・ロック・ブームの影響を多大に受けたバンドである事には間違いないでしょう。

■ ιωργοζ Τδουπαγωγηζ - Drums
■ Σταυροζ Λογαριδηζ - Piano, Bass, Acoustic Guitar
■ Αρηζ Ταδουληζ - Vocals, Organ, VCS3

■ Δημοζ Παπαχρηοτου - Guitar

ELPの登場以来プログレッシヴ・ロック・バンドのアンサンブル形態を代表する事になった、ベース、ドラムス、キーボードという、専属ギタリスト抜きの当時よくありがちなトリオ編成。しかし、流石に専属ギタリスト抜きでは楽曲の構築が不可能であると踏んだのか、ギタリスト一人をゲストとして迎え入れて製作されています。これは懸命な処置でしょう。収録曲は全部で13曲ですが、ギリシャ語によるCD冊子を見ても、旧A面が8曲で反対側のB面には5曲が収録されていたという事以外作詞/作曲が誰なのか、プロデュースが誰なのか、という基本的な情報さえ確認する事は出来ませんでした。コンセプト・アルバムらしいのですがね。

さて、1973年に発表されたアクリタス唯一の作品(CD化は恐らく1994年)でありますが、キーボード演奏を中心とする部分からはクラシック音楽からの影響や、英国のキーボード主体のプログレッシヴ・ロック・バンド(シンフォニック・ロック・バンド)からの影響が感じられ、更に時には1970年代前半のジャズ・ロックやフュージョン・ロック等からの影響すら感じさせます、ギターを中心とした部分ではハード・ロック的なアプローチも感じさせ、歌が入る部分では地中海を隔てたお隣の国、イタリアン・ロック・スタイルをも連想させるのであります。

良く言えば一筋縄ではいかぬバラエティに富んだ起伏のあるサウンドが持ち味、悪く言えばまとまりが悪く洗練さに欠けている、とでも言えるでしょうが、神話の国から現れたバンドだけあって、どことなく厳かな雰囲気が漂っているのが彼らの特色。ポップなメロディをも自分達のカラーの一つとしていたアフロディテス・チャイルドとはかなりの温度差を感じます。ロックやジャズ、クラシック音楽等の各表現スタイルに触れ、兎に角なんでもアイデアを詰め込んでやろう、という意思の元に製作されたであろう本作は1970年代前半のユーロ・ロックを代表する作品と言っても過言ではないでしょう。ベスト10枚の中には入らないでしょうが、ベスト100位なら圏内である筈。

時代を感じさせるシンセサイザーやテープ・エフェクトなどの使い方は兎も角、本作に対する《アフロディティス・チャイルドの「666」にも匹敵する名盤》という評価も、本作を聴いた事のある事ならば見当外れではない事に同調する筈です。総演奏時間は僅か33分程度で終了してしまいますが、本作だけで活動を停止してしまったのが真に惜しまれる次第。そして最後に、遥か彼方の銀河を背にして宇宙空間を浮遊するアルバム・ジャケットは只ならぬセンスを感じます。1973年当時のデザインですから。
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