《紙ジャケ》ローリング・ストーンズ デッカ/ロンドンその2
■アウト・オブ・アワ・ヘッズ(UKヴァージョン)(紙ジャケット仕様)
■ディッセンバーズ・チルドレン(紙ジャケット仕様)
■ビッグ・ヒッツ(ハイ・タイド・アンド・グリーン・グラス)(紙ジャケット仕様)
■アフターマス(紙ジャケット仕様)




ユニヴァーサル・インターナショナル提供。ローリング・ストーンズの1960年代作品の待望の紙ジャケ化。但しCD/SACDハイブリッド仕様ではありません。2002年DSDマスター採用。一挙22タイトル発売。この4タイトルいずれも¥2,548円(税込み)。
■アウト・オブ・アワ・ヘッズ(UK仕様)
1965年9月に発売された英国での通算3作目。ジャケ違いの米盤「アウト・オブ・アワ・ヘッズ」から2ヶ月遅れ。全12曲収録。米「アウト・オブ・アワ・ヘッズ」と米「ディッセンバーズ・チルドレン」収録曲とダブル内容。ちなみにこのジャケは日本では1970年代に2枚組編集盤「ギャザーズ・ノー・モス」のジャケットとしても起用されている。
■ディッセンバーズ・チルドレン
米国での通算5作目のアルバム。1965年12月発表。ジャケは不届きにも英「アウト・オブ・アワ・ヘッズ」のジャケットを起用してしまったのだがらタチが悪い。録音は米ハリウッドのRCAスタジオ音源が中心。米国では先行の「アウト・オブ・アワ・ヘッズ」の音源とシングル曲を追加して1枚のアルバムを作り上げてしまった。
■ビッグ・ヒッツ(ハイ・タイド・アンド・グリーン・グラス)
ローリング・ストーンズ初の公式ベスト作品集。1966年4月発表。米国でのシングルを中心にした12曲のセレクション。英国でもほぼ半年遅れで同名のアルバムが発表されているが、ジャケ違いで発表されている。半年の猶予期間があった為、その間のシングルなどが収録されているのが英盤の特徴。でも今回の企画から英版は流れた。
■アフターマス
これも英盤と米盤があるが(ジャケも違う)、これは1966年7月に発表された米盤の方。同年4月に発表された英盤がレッキとしたオリジナル。アルバムの為にミックとキースが初めて全曲オリジナル作品として完成させたアルバムだけに価値は英盤の方が本来なら遥かに上なんですが、、、、。米盤は14曲仕様の英盤から曲を削って英「アフターマス」には未収録のシングル曲「黒くぬれ!」を加えた12曲仕様として発売された。英では「黒くぬれ!」は英盤「ビッグ・ヒッツ(ハイ・タイド・アンド・グリーン・グラス)」に収録されているが、今回は紙ジャケ化が見送られている。つまりローリング・ストーンズのファンに無価値な米盤「アフターマス」も買わせようという魂胆見え見え。多分、いずれ英盤「ビッグ・ヒッツ(ハイ・タイド・アンド・グリーン・グラス)」は紙ジャケされると思うが、それまで米盤「アフターマス」の商品価値を下げない為の措置だろう。
続く。
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