(苦言)宇多田ヒカル ツイッターで自分のCDを買うな その訳は、、
宇多田ヒカル 自分のCDなのに“不買運動”(芸能) ― スポニチ Sponichi Annex ニュース
歌手の宇多田ヒカル(27)が25日、自身のCDに対する異例の“不買運動”をツイッターなどで展開した。日本では「宇多田ヒカル」としてのCD発売はEMIミュージック、英語圏での活動で使用する「Utada」名義はユニバーサルミュージックがCD契約している。やり玉に挙がったのはUtada名義でユニバーサルが来月24日発売する「Utada the best」。
左が日本のEMIから発売される、新曲5曲を含む別のベスト盤「シングル・コレクションvol2」。そして右側が米ユニヴァーサルから発売される、過去のアルバム2枚から選んだ楽曲を収録した、Utada名義のベスト盤、「Utada The Best」。この米盤編集によるベスト盤に苦言を呈したのが、当のご本人というから驚き、というのが記事の内容なんですが、まあ、この手の問題って、洋の東西を問わずあるもんです。
私は洋楽ファンなので、洋楽の例を出しますが、有名なのがローリング・ストーンズの例。ローリング・ストーンズは1970年代に入って、アラン・クラインの手を離れて自らのレーベルを設立。アンディ・ウォーホールのデザインによるベロ・マークをトレードマークとしたローリング・ストーンズ・レコーズの設立です。それ以前にローリング・ストーンズはデッカと契約を結んでいたんですが、そのデッカがローリング・ストーンズ・レコーズの第一弾アルバムである「Sticky Fingers」発売に合わせるかの如く、デッカ時代の音源から選曲した「Stone Age」なるアルバムを発売。
1970年代、フランク・ザッパは4枚組アルバムを発表するつもりでレコード会社に音源を残したのですが、会社が本人に無断でこの音源を分断、「Zappa in New York」「Studio Tan」「Sleep Dirt」「Orchestral Favorites」という4枚のアルバムにして発売。ザッパとレコード会社との間に大きな亀裂を生む事になります。ザッパ自身はこの音源を「Läther」という4枚組BOXにして発売するつもりだったのですが、結局生前、このアルバムが発売されることはなく、当人の死後、遺族の手によって発売されることに。
レコード会社とアーティストとの間のトラブル。よくある話で、もうける事が第一の背広組とクリエイティヴな活動が第一と考えるアーティストとの間にはどうしたってトラブルが発生するもんです。ルー・リードの例しかり、トム・ペティの例しかり。自分の意に反して発売される編集盤に苦言を呈する宇多田ヒカルさん。彼女は正しいと思いますが、米レコード会社、特にユニヴァーサルはこういう会社です。日本人は契約の際に条件を言うなど、言うべき事はしっかりと言うべきですね。特に海外ではそう。
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