(買収)CDショップ大手のHMV ローソンの100%子会社へ
HMVジャパンを18億円で買収 ローソンの「大勝負」、吉と出るか : J-CASTニュース
ローソンは2010年10月28日、音楽・映像ソフト販売大手のHMVジャパン(東京・港区)を買収すると発表した。大和証券エスエムビーシープリンシパル・インベストメンツ(DPI)が保有するHMVジャパンの全発行済普通株式を18億円で取得。HMVジャパンをめぐっては、2010年3月にカルチュア・コンビニエンスクラブ(CCC)が買収を表明していたが、買収額で折りあわず破談になっていた。「当社には、(プレイガイド会社の)ローソンエンターメディアがあり、年間800億円ほどの売り上げがある。アーティストチケット販売においては力を付けたと思うが、そこに、HMVジャパンさんのネットを使ったグッズやCDなどの販売力が加わることで、総合的なエンタテインメントサービスを提供していければ、と考えている」と、ローソンのコミュニケーションステーション広報。
2010年の春頃、カルチュア・コンビニエンス・クラブがHMVジャパンを買収するのでは、というニュースが流れたものの、諸般の事情によりそれはお流れになったのですが、ここにきて新たな企業がHMVジャパンの買収に名乗りを挙げて、いや、もう決まったそうです。その会社とはローソン。あのコンビニのローソンです。大和証券SMBCPIの子会社HMVジャパン・ホールディングスからHMVジャパンの全株式を譲り受けて完全子会社化することになったそうです。その金額は18億円で、2010年12月1日を取得日とするそうです。
なんだか安い金額ですね。HMVといえば個人的にもお世話になった輸入CDショップ。元はイギリスを中心に世界展開しているレコード販売店グループの日本部門に過ぎなかったのですが、2007年8月に大和証券SMBCプリンシパル・インベストメンツの子会社に売却されて以来、非上場の日本企業として切り盛りされてきました。かつては、英輸入盤を買うならタワーよりもHMV、というのが輸入洋楽CDコレクターの合言葉だったのですが、そんなセリフも今となっては遠い昔の話のようでもあります。
ローソンは今後HMVブランドを使ってどんなビジネスプランを用意するのでありましょう。若い世代に媚売るような類の音楽CDの販売を考えているのなら、今回の買収は失敗に終わるような気がします。HMVやタワーよりもずっと規模の小さいディスクユニオンがオヤジ世代に的を絞って生き延びていることを考えると、HMVジャパンの使い道はそれ程多くないのではないでしょうか。個人的にはHMVという名前は消えて欲しくないですよね。
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