(UK) Elkie Brooks / Rich Man's Woman (1975) + Two Days Away (1977)

 2011-09-17
Rich Man's Woman & Two Days Away
「Rich Man's Woman & Two Days Away」
 [CD]
 アーティスト:Elkie Brooks
 レーベル:Universal
 発売日:2010-05-04
 by ええもん屋.com
[DISC1]
01. Where Do We Go From Here
02. Take Cover
03. Jigsaw Baby
04. Roll Me Over
05. He's a Rebel
06. One Step on the Ladder
07. Rock and Roll Circus
08. Try a Little Love
09. Tomorrow

10. Love Potion No. 9
11. Spiritland
12. Honey, Can I Put On Your Clothes
13. Sunshine After The Rain
14. Pearl's a Singer
15. Mojo Hannah
16. Do Right Woman, Do Right Man
17. You Did Something For Me
18. Nightbird
19. Saved

20. Live, Laugh and Love (Bonus Track)

当ブログで度々取り上げています、英ブルー=アイド・ソウル女性歌手、エルキー・ブルックス(Elkie Brooks)ですが、投げ売り低価格で中古CDを入手したので紹介してみます。過去、何度か書いてきましたが、彼女はダダ(Dada)というバンドのリード・ヴォーカリストを経てトランペット奏者のアラン・ボウンのユニットから流れてきたロバート・パーマーと合体して(注;変な意味じゃありません)ヴィネガー・ジョーというロック・バンドを結成した歌手。日本ではイマイチ人気のないヴィネガー・ジョーですが、ロバート・パーマーとエルキー・ブルックスという、男女2枚看板(しかも両方ともブルー=アイド・ソウル系)をメインに1970年代前半を駆け抜けていった粋なバンドです。

ヴィネガー・ジョーは1971年から1974年までの間に「Vinegar Joe」「Rock'n'Roll Gypsies」「Six Star General」といった作品を発表するも、1974年に解散。この後、ご承知の通りエルキー・ブルックスとロバート・パーマーはそれぞれソロ歌手として活動を展開していくことになります。今回取り上げるCDはヴィネガー・ジョー崩壊後の1975年と1977年に発表されたデビュー作と2作目を 2in1 の形式で詰め込んだアルバム。1975年の「Rich Man's Woman」はアイランドから大手A&M(当時)に移籍して最初に発表された作品で、当時30歳のエルキー・ブルックスの眩しいヌード姿があしわられたもの。「Two Days Away」は1977年に前作に続いてA&Mから発表されたもの。ちなみに過去のエルキー・ブルックス関連記事でも触れましたが、彼女はダダ~ヴィネガー・ジョー以前の1960年代に既にソロ歌手としてシングル・デビュー済み。

手短に触れてみます。「Rich Man's Woman」は1975年の Kenny Kerner & Richie Wise 作。スワンピーな味わいも感じられたヴィネガー・ジョーでしたが、本作はライト&メロウなレーベル・カラーを誇るA&Mに移籍したという事で、泥臭い色彩感は薄れて清涼飲料水的なロック・サウンドが消化されています。エルトン・ジョンみたいな味わいもあればAOR風の曲もあり。アダルト・コンテンポラリー・ミュージックに接近した「Shooting Star」(1978年)や、ソウル&ファンクに接近したサウンドが堪能出来る「Live and Learn」(1979年)と同系のアダルトなブルー=アイド・ソウル・アルバムでもあります。味付けはA&M風。これでもヴィネガー・ジョーとは随分と違いますが、後のトラディショナル・ポップやヴォーカル・ジャズ路線のアルバムよりは、ロック・ファンの私にはずっと聴きやすい。

ジャニスばりの男勝りのエルキーのヴォーカルを生かしきってない、と、どうしてもロック・ファンの私は思ってしまうのですが、このライト感覚が彼女の当時の求める姿だったのでしょう。10曲目からは1977年の「Two Days Away」収録曲。プロデュースはジェリー・リーバー&マイク・ストーラー。ご存知、1950年代から1960年代にかけてのアメリカの音楽シーンにおいて活躍した売れっ子ソング・ライター/プロデューサー・コンビ。だからという訳ではないでしょうが、冒頭曲はサーチャーズがヒットさせた事でも知られるご両人の作「Love Potion No. 9」。「Honey, Can I Put On Your Clothes」はエルキー自身の手によるアメリカンなバラード。イギリス出身の歌手が作ったとは到底思えない、ロバータ・フラッグとリンダ・リイスを足して2で割った様な曲。エレピをバックにしたアレンジが当時の流行を象徴しています。

その後もジェリー・リーバー&マイク・ストーラーの手腕が発揮された洗練された楽曲が続いていきます。エルキー自身はソウルフルな味わいを持つブルー=アイド・ソウル女性歌手なのですが、売れっ子コンビのジェリー・リバー&マイク・ストラーの手解きを受けて、エルキーの個性が(ブリティッシュ・ロック・ファンである私の視点から見ると)薄められてしまっていると感じられてしまうのですが、聴きやすさ、という点ではヴィネガー・ジョー時代のアレンジよりは上回っているでしょう。なお、本作は全英アルバム・チャートで最高16位を記録。この後も1980年代末で全英では彼女のアルバムはチャート・インを続けていく事になります。シングルは「Pearl's a Singer / You Did Something for Me」「Saved / Nightbird」「Sunshine After the Rain / Spiritland」など。ある意味、ロッド・スチュワートやエルトンのアルバムを聴いている様な安心感も感じられますね。


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