(UK) Deep Purple / Rapture of the Deep (2005)

 2012-01-18
Rapture of the Deep
「Rapture of the Deep」
 [CD]
 アーティスト:Deep Purple
 レーベル:Edel Europe
 発売日:2005-11-29
 by ええもん屋.com
[DISC1]
1.Money Talks
2.Girls Like That
3.Wrong Man
4.Rapture Of The Deep
5.Clearly Quite Absurd
6.Don't Let Go
7.Back To Back
8.Kiss Tomorrow Goodbye
9.MTV (Bonus Track)
10.Junkyard Blues
11.Before Time Began

”ハード・ロック”という言葉を聴いて連想する曲は? と問われて連想するのは私の場合だと、ディープ・パープルの「Highway Star」ですね。1970年代ロックが私の洋楽原点ですから、そりゃもう、ディープ・パープルと言えば私からすれば別格中の別格というべき存在です。本格的に洋楽ロックを聴き始めたのは中学生だったと記憶していますが、最初にディープ・パープルの曲を耳にしたのが定番というべき「Smoke on the Water」でした。大昔、シングル盤も買いましたよ。「Smoke on the Water」と言えば田舎の文化祭に登場する下手糞な学生ロック・バンドの定番レパートリーでもありました。1970年代の洋楽ロックの人気バンドの一つでもあったディープ・パープル、今の人は連想するのも難しいかもしれませんが当時はレッド・ツェッペリンすら上回る人気バンドでもありました。

ですが、今もってロックの殿堂には選ばれない。1970年代にライバル的存在だったレッド・ツェッペリンは1995年に殿堂入りを果たしましたが(ブラック・サバスは2005年に殿堂入り)、最新の2012年の受賞者の中にも名前はありません。1970年代の人気を知っている私からすれば本当に不思議な出来事の一つです。全米でチャート的に成功したのは1972年の「Machine Head」の7位が最高で、他に1974年の「Burn」が最高9位、それに日本生まれの名盤ライヴ「Made in Japan」が6位と、10位以内に入ったのはこれ位ですが、活動履歴の長いバンドだけあって、これら以外のアルバムでも「Deep Purple in Rock」「Fireball」「Who Do We Think We Are」「Stormbringer」といった作品がゴールド・ディスクを獲得しているんですけど。

ディープ・パープルにはかつてリッチー・ブラックモア、ジョン・ロード、デイヴィッド・カヴァデール、グレン・ヒューズ、ロッド・エヴァンス、トミー・ボーリン、ジョー・リン・ターナー、ジョー・サトリアーニ(但しサポートのみ)、ニック・シンパーといった人達が在籍していましたが、今は紆余曲折の末にイアン・ギラン(リード・ヴォーカル)、スティーヴ・モーズ(ギター)、ロジャー・グローヴァー(ベース)、イアン・ペイス(ドラムス)、それに元コロシアムII、元レインボーのドン・エイリー(キーボード)という面々に落ち着いています。 オリジナル・メンバーはドラマーのイアン・ペイス只一人という有様です。オールド・ロック・ファンの支持が最も高いのは第2期(1969年 - 1973年)ですが、その当時のメンバーが今も3人残っている事になります。

ディープ・パープルは1984年の再結成アルバム「Perfect Strangers」以降は1度も活動を停止する事なく音楽活動を続けています。イアン・ギランの脱退(後に復帰)、ジョー・リン・ターナーの参加~脱退、リッチー・ブラックモアの脱退、ジョン・ロードの脱退といった出来事があったにも関わらず、これは以外でした。また、1980年代や1990年代の再結成ブームに便乗して再登場を果たしたロック・バンドの中には、既に創作意欲が失われてしまって過去のオリジナル・アルバムをステージで繰り返すのみといったバンドも少なくない中、ハード・ロックの雄、ディープ・パープルは1984年の再結成アルバム「Perfect Strangers」以降も7枚のオリジナル・アルバムを発表しています。これはこれで凄い事だと思います。還暦超のメンバーが既に4人もいる現在となっては流石にオリジナル・アルバムの創作は難しいかもしれませんけどね。

で、今回紹介する作品ですが、「Rapture of the Deep」は2005年に発表された、今の所彼等の最新アルバム。イアン・ギランやロジャー・グローヴァー、イアン・ペイス、ドン・エイリーの年齢を考えると恐らくこれが彼等の最後のオリジナル・アルバムになるかもしれません。収録は全部で10曲、カバー曲はなく、全てメンバーの共作によるもの。プロデュースは前作「Bananas」に続いて担当したデトロイト出身のマイケル・ブラッドフォード。市場での評判は概ね好評で、全米ではインディペンデント・チャートで最高43位、ドイツやスイス、フィンランド、オーストリア、スウェーデン、イタリアなどでも好セールスを記録しています。アルバム発表時点で既に還暦を迎えていたイアン・ギランでしたが、そんな事を感じさせない程の力量を感じさせてくれます。

ディープ・パープルと言えばリッチー・ブラックモアの印象的なギター・リフ、そしてジョン・ロードのクラシカルなオルガンといったイメージを連想するのがオールド・ファン・そういった意味では両者が録音に参加していない「Rapture of the Deep」なんか聴く価値などない、と言い切ってしまうのには惜しい内容に仕上がっているのがミソ。確かに大魔王ギタリストはいませんが、ベース&ドラムスのリズム・セクションは往年のコンビだし、イアン・ギランは還暦ロッカーだという事を忘れさせてしまう位頑張っています。"らしく"ない曲もあるけど、どれもキャッチーで聞き応えのある曲が揃っているし、小粒だが曲の水準はどれも低くない。ライヴでプレイするには絶好の曲ばかりが揃っているとでも書いておこう。 長きに渡りロック界を歩んできた4人にディキシー・ドレッグスのスティーヴ・モーズ(彼だって後数年で還暦だ)が絡む様は、流石百戦錬磨の強者達。オリエンタルな雰囲気も感じさせる佳作。

Deep Purple | Deep Purple -

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