(US) Lindsey Buckingham / Seeds We Sow (2011)

 2013-04-17
Seeds We Sow
Seeds We Sow
posted with amazlet at 13.04.17
Lindsey Buckingham
Buckingham Records (2011-09-06)
売り上げランキング: 130,777

01. Seeds We Sow YouTube
02. In Our Own Time
03. Illumination
04. That's The Way Love Goes
05. Stars Are Crazy
06. When She Comes Down
07. Rock Away Blind YouTube
08. One Take
09. Gone Too Far YouTube
10. End Of Time
11. She Smiled Sweetly



個人的にも思い出深い、思い入れのあるバンドの一つ、フリートウッド・マック(Fleetwood Mac)。フリートウッド・マックといえばピーター・グリーン、ダニー・カーワン、ジェレミー・スペンサーのいた時代だろう、という人には申し訳ありませんが、リアルタイムで親しんだという事もあって、フリートウッド・マックと言えば、ミック・フリートウッド、ジョン・マクヴィー、リンジー・バッキンガム、スティーヴィー・ニックス、クリスティン・マクヴィーの5人で構成されていた、1970年代中盤以降のマックを連想してしまいます。自分の青春時代とシンクロしていたバンドなもんで、個人的にも非常に思い出深いバンドであります。

この5人のメンバーの内、リンジー・バッキンガムとスティーヴィー・ニックスが大好きで、この2人の内、どちらがより好きなのか、と問われればそれはもうスティーヴィー・ニックス、ではなくてリンジー・バッキンガムの方です。フリートウッド・マックが商業面でメジャーだった時代はもう昔の話なので、今の洋楽ファンからすればリンジー・バッキンガムの名前を聞いても特別な感情を抱かないかもしれませんが、私にとってはもう本当に特別な人。「Fleetwood Mac」「Rumours」「Tusk」「Mirage」といったアルバムで聴けるリンジー・バッキンガムの提供曲には本当に当時痺れました。本当にこの人、才能溢れる人なんだなあ、と思ったものです。

ですがこの人、世間一般的には過少評価されてきた人。”ローリング・ストーン誌の2007年11月号の企画、「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も過小評価されている25人のギタリスト」に於いて第7位”という事例を引き出すまでもなく、世間の洋楽ファンからはこれまで正当に評価されてこなかったとずっと思ってました。個人的にもずっとフェイバリッツ・アーティストの一人だったから、余計にそう感じるのかもしれません。そして私のCDコレクション歴にとってもリンジー・バッキンガムという人は特別な人です。これまで5200枚以上、CDを購入してきた私ですが、初めて買ったCDが実はリンジー・バッキンガムのCDなんです。

「Law and Order」。1981年に発表されたリンジー・バッキンガムのファースト・ソロがそれ。私はこのCDを1983年10月17日、新宿の帝都無線で友人と一緒に買いました。マーキュリー・プレスの輸入盤で3500円で購入しました。これが私のCD人生の出発点です。既にあれから凡そ30年が経過しましたが、今でも時々思い出しては聴く事がある、個人的にも大好きなアルバムの一つです。このアルバムは発表当時、全米で最高32位を記録、シングル「Trouble」は最高9位を記録しています。それからずっとリンジー・バッキンガムの音楽には付き合ってきました。1984年に通算2枚目となる「Go Insane」を発表。このCDは私の場合、1985年6月8日に秋葉原の石丸電気で2880円で購入しました。

この「Go Insane」はフリートウッド・マックのメンバー同士の関係が悪化していた時期に発表されたアルバムで、やりたい事が出来ないうっぷんを晴らすがの如く、マーケット最前線のポップ・アーティストにあるまじき実験色豊かな、凝った内容に仕上がっていたのが特徴でした。私はこれでもOKでしたが、聴き易さが全面に押し出されていたデビュー・ソロとは毛色の異なる内容に、当時それまでのファンの方でもリンジー・バッキンガムの音楽から離れていった方も少なからずいたのではないでしょうか。そうそう、この時期、ライオネル・リッチー、マイケル・ジャクソン、スティーヴィー・ワンダー、クインシー・ジョーンズらと共にUSAフォー・アフリカに参加して、控え目ながらコーラスを担当した事もありましたね。

Law & OrderGo InsaneOut of the CradleUnder the SkinGift of Screws

1987年にフリートウッド・マックは「Tango in the Night」を発表。リンジー・バッキンガム・ウィズ・フリートウッド・マックといってもいい程、存在感を見せ付けたアルバムだったのですが、このアルバムを最後にフリートウッド・マックを脱退。ならもうフリートウッド・マックには用はない、リンジー・バッキンガムのソロだけ追いかければよい、という心境に陥った当時の私。スティーヴィー・ニックスも好きだったのですが、リンジー・バッキンガムあってのスティーヴィー・ニックスだと私は考えていたので、スティーヴィー・ニックスのソロ作に関しては一時はなれていたものです。ところがどうでしょう、音楽家としてスランプに陥ってしまったのか、リンジー・バッキンガムはなかなか新作を出してくれませんでした。

1987年の「Tango in the Night」以来、久々にリンジー・バッキンガムの新曲が聴けたのは5年後の1992年。通算3枚目のソロとなる「Out of the Cradle」がそれでした。当時、本当に待ちに待ったアルバムとして私は歓迎したものです。この後、フリートウッド・マックが活動を開始して1997年に「The Dance」というアルバムが発表されましたが、これは(新曲が数曲挿入されていましたが)ライブ盤。個人的にはフラストレーションのたまるアルバムでありました。2003年に「Say You Will」という完全復活アルバムが発表されるまで、私のフラストレーションは消えなかったのであります。1992年から2003年まで11年。長かった。

2006年に久々のソロ「Under the Skin」を発表。実に前作から14年ぶりのソロ作でもありました。この後は、定期的にアルバムが届けられる様になります。2008年にはライヴ盤「Live at The Bass Performance Hall」を、2008年に新作「Gift of Screws」を、それぞれ発表。2011年には「Seeds We Sow」を、2012年には「One Man Show」「Songs From the Small Machine: Live in L.A.」といったアルバムをそれぞれ発表しています。1949年生まれなので既に還暦越え。新曲オンリーの新作アルバムをいつでも発表出来る年齢ではなくなってきたので、現時点での最新ソロが最終オリジナル・アルバムとなってしまう可能性もなくはないでしょうが、私はいつまでもリンジー・バッキンガムの音楽を追いかけます。

さて、「Seeds We Sow」は2011年に Fontana から発表された、今の所最新のソロ作品。ソロ作発表までの期間が長いリンジー・バッキンガムにしては珍しく、「Gift of Screws」から3年程度の期間を経て発表されたアルバムでもあります。全米最高45位。内容はリンジー・バッキンガム節と言ってもいい、緻密に構成された品位の高いポップ・ソングが並んでいます。1970年代中期以降のフリートウッド・マックが好きな人なら文句なくのお奨め作品。特に「Tusk」の好きな方なら是非聴いて下さい。緻密で硬質なギター演奏は相変わらず。衰え感はゼロ。嬉しいですね。「Tusk」や私の大好きな「Mirage」から既に30年猶予年。一時衰えたなあ、と感じた事もありましたが、ここに来て音楽人生最後の花を咲かそうと、頑張っておられるようです。

ややもすると懲りすぎ、といった感もあった過去のソロ作とは聊か傾向の異なる本作。ゲスト・ミュージシャンを大勢従えて、といった豪華な色合いのアルバムではなく、リンジー・バッキンガムと息のあったサポート・メンバーと作り上げた本作は久々の快作と言ってもいいかもしれません。個人的にはリンジー・バッキンガムのやる事ならなんでも許してしまう私ですが、虚飾を出来る限り取り去った、ソングライターとしてのリンジー・バッキンガムの才能を再認識出来るアルバムとして、多くのファンに受け入られる内容に仕上がっているのが本作の特徴でもあります。エンディング曲はローリング・ストーンズ(「Between the Buttons」)のカバー。出来の良い曲が揃っているので嬉しい事は嬉しいのですが、フリートウッド・マックの新作の為の曲を使ってしまったのかな?

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