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(GB) The Beatles / The U.S.Albums (2014)

 2014-01-31
photo
THE U.S. BOX (初回生産限定盤)(豪華BOX仕様)
ザ・ビートルズ
ユニバーサルミュージック 2014-01-28
売り上げランキング : 607

MUSIC LIFE ポール・マッカートニー特別号 (シンコー・ミュージックMOOK) ライヴ・アット・ザ・BBC ~ ザ・コレクション (生産限定盤) レコード・コレクターズ 2014年 02月号 [雑誌] LIFE Paul McCartney ビートルズと私 [Blu-ray]

by G-Tools , 2014/02/02


私の洋楽人生の出発点ともいえる、ザ・ビートルズ。なんだか時々むしょうに聴きたくなってCDを引っ張りだしてしまう、ザ・ビートルズ。自分の人生形成に大なり小なり影響を与えてきた、ザ・ビートルズ。活動自体は1960年代で終わってしまいましたが、その後長きに渡り世界の音楽シーンに影響を与え続けてきた、人類の歴史上最大にして最高のポップ・グループ。とまあ、大げさに書いてきましたがある年齢以上の世代にとってはけなすなんでとんでもまい、神か仏のような存在です。そのビートルズの新作が2014年1月に登場しました。題して、「THE U.S. BOX」。題名から判る通り、これはアメリカ市場で発売されたビートルズのアルバムを収録したコレクション・ボックスセット。



過去、「The Capitol Albums Vol.1」「The Capitol Albums Vol.2」というボックスセットが2004年と2005年に発売されていますが、今回の企画は過去の2ボックスセットを上回る豪華なボックスと言えるものです。さて、この「THE U.S. BOX」、若い人には多分有り難味なんて特段思わないでしょう。特に1987年に発売されたビートルズの初CD以降からビートルズを聴き始めた人にとっては「なんだこれ?」というような代物。ビートルズのオリジナルはUKですからね。でもまった下さい、古い洋楽ファン、おじさんおばさん(というより最早おじいさんおばあさんか?)達にとってはビートルズのオリジナルはUKという言葉に聊かの違和感を感じるかもしれません。

ビートルズのデビュー作は1963年発表の「Please Please Me」。これは間違いない事実なんですが、イギリス本国以外の当時の音楽ファンが始めて聴いたのが「Please Please Me」という訳じゃないんです。このレコードを最初に出したのは1896年にドイツでカール・リンドストレーム社によって設立されたパーロフォン(Parlophone)。1926年に英コロムビアに買収、その英コロムビアが1931年に英グラモフォンと合併して Electric and Musical Industries Ltd、通称EMIとなってからは傘下レーベルとして活動を展開してきた会社です。そのEMIは1955年に米ハリウッドのレコード会社「キャピトル・レコード」と業務提携を開始。こうした理由によりビートルズのレコードはアメリカではキャピトルを通じてリリースされる事になったんですが、その後がややこしい。

当初ビートルズに関心を抱かなかったキャピトルですが(アメリカでの最初のレコードはヴィー・ジェイというマイナーなレコード会社から登場)、1963年終盤の「抱きしめたい」のヒットで気が変わったのか、1964年1月(つまり50年前、だから2014年1月に今回のボックスが出た訳です)に最初のアルバムを発表します。だが、そのアルバムは「Please Please Me」じゃありませんでした。出たのは「Meet The Beatles!」というアルバム。ジャケットは直前にイギリスで発売された「With The Beatles」のジャケットを拝借しながらも、収録曲はイギリスでの2作目をベースに1作目の収録曲を収録した編集盤。これがアメリカでのデビュー作品でした。このアルバムは売れに売れ、アメリカでのビートルズ人気を築き上げた最初のアルバムとなったのです。だからアメリカ人にとってビートルズのデビュー作といえば「Please Please Me」ではなくて「Meet The Beatles!」。

じゃあ日本ではどうだったのか。日本でビートルズの最初のアルバムが登場したのは1964年。「ビートルズ!」というタイトルのアルバムがそれで、ジャケットは「Please Please Me」、、、ではなくてアメリカ同様「Meet The Beatles!」に準じたものでした(収録曲は英オリジナルとも米編集盤とも異なる日本独自のもの)。だから日本人にとってもビールズの原体験は通称”ハーフシャドウ・ジャケ”なんです。「Please Please Me」じゃありません。ちなみに少年時代の私もビートルズの最初のアルバムはハーフシャドウ・ジャケだと思っていました。「Please Please Me」の見下ろしジャケは赤盤で知っていましたが、「Please Please Me」がオリジナルだなんて最初は知りませんでした。こんなもんです。私は昭和30年代生まれですが、私よりもっと前の世代ならなお更でしょう。英輸入盤なんて当時の田舎じゃ手に入りませんしね。

1960年代当時、必ずしもビートルズのメンバーから好ましく思われていなかった米キャピトル編集盤ですが、「Meet The Beatles!」以降も独自の編集姿勢を盾にアルバムを連発します。「The Beatles' Second Album「Something New」「The Beatles' Story」「Beatles '65」「The Early Beatles」「Beatles VI」「Help!」「Rubber Soul」「Yesterday and Today」「Revolver」等々。しかも当時のキャピトルはレコード1枚につき収録曲は11曲から12曲とう妙な決まり事があったもんだから、収録曲が余っちゃう。じゃあ、米独時のアルバムを作っちゃおう、という事でイギリスより余計にアルバムが登場してしまう羽目に。こうした行動を苦々しいと感じるのはクリエイターなら誰でもでしょうが、ファンの心理はそうじゃありません。米編集盤の「Meet The Beatles!」の価値は勿論の事、「The Beatles' Second Album「Something New」「Beatles '65」といったアルバムも当時のアルバムで大ヒットを記録しています。こうしたアルバムに少年・青年時代の思い出がシンクロする人は世界中に沢山存在するのです。

「THE U.S. BOX」は1964年から1970年にかけて、アメリカでレコードとして発売された作品をCDボックスとしてまとめたもの。「The Capitol Albums Vol.1」「The Capitol Albums Vol.2」で既に登場したものもありますが、「A Hard Day's Night」「The Beatles' Story」「Yesterday and Today」「Revolver」「Hey Jude」は公式盤としては初のCD化(注:ロシア盤は除外します)。「A Hard Day's Night」は同名の映画の配給権を持つUAが北米でのみ発表したサントラ、「The Beatles' Story」は1964年にアメリカで発売されたビートルズのドキュメンタリー・アルバム、「Yesterday and Today」は1966年に発売されたアルバムで、当初のジャケが気持ち悪いという理由で急遽回収されたいわくつきのアルバム。「Hey Jude」は1970年2月にアメリカで発売されたベスト盤。これらのアルバムは1987年のCD統一に伴い、長らく無視されてきたアルバムで、ファンから長く待たれてきた作品でもあります。

こうした作品が収録されているのだから買わない理由はありません。「The Capitol Albums Vol.1」「The Capitol Albums Vol.2」とダブる? そうした人はボックスを買おうと思っている人のマイナス要因にはなりますまい。ぜひ買ってください。一生物です。「ブッチャー・カバー」もちゃんと再現できていますので、音の悪いハーフオフィシャル盤もこれで始末できるでしょう。「The Beatles' Story」の日本盤「ビートルズ物語」はカートンボックス仕様でしたが、今回はUS仕様の復刻なので残念ながらカートンボックスの再現はなされていません。で、さて、これで残されてしまったのが、「A Collection Of Beatles' Oldies」。そして「The Beatles at the Hollywood Bowl」。あと「From Then To You」とか「Rock 'n' Roll Music」「Love Songs」「Beatles Ballads-20 Original Tracks」といった未CD化作品もあります。せめて「A Collection Of Beatles' Oldies」と「The Beatles at the Hollywood Bowl」は出してもらいたいものです。

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